Mリーグ2023-24ファイナル終了、表彰式・閉幕イベントが実施される

5月17日、東京・新橋の「ベルサール汐留」にて、「Mリーグ2023-24パブリックビューイング」が開催された。当日のチケットは前売りで完売し、会場にはファイナルを戦うU-NEXT Pirates赤坂ドリブンズEX風林火山KADOKAWAサクラナイツをはじめとするおよそ800人のファンが詰めかけて最終日の熱戦を堪能。各チームのファンが客席を埋めた。

会場では試合のないチームの選手たちが会場オリジナルのゲスト解説を務め、場を盛り上げ、試合後に行われた表彰式では、選手たちに対して惜しみない拍手と声援が送られた。

最終戦終了後は、そのまま観客の前で表彰式を実施。まずは個人賞の表彰が行われ、MVP・鈴木優U-NEXT Pirates)、半荘最高スコア・鈴木たろう赤坂ドリブンズ)、4着回避率・伊達朱里紗KONAMI麻雀格闘倶楽部)にメダルが授与された。

続いて最終順位が発表され、優勝したU-NEXT Piratesの面々に藤田晋チェアマンからシャーレが手渡されると会場には黄金の紙吹雪が舞い、万雷の拍手が会場を揺らす。最後には藤田晋チェアマンが閉幕宣言を行い、6シーズン目のMリーグは、過去最大とも言える熱狂の中で幕を閉じた。

4着回避率・伊達朱里紗KONAMI麻雀格闘倶楽部

「まずは、3年続けてここでMリーグ個人賞のメダルをいただけたことを、とてもうれしく思います。Mリーグに入って3年たちましたが、もっともっと麻雀が強くなって、あの場でもっといい麻雀を打ちたいな、もっと引き出しを増やしたいなと、日々麻雀熱が強くなっていくばかりです。来期またチャンスをいただけるのであれば、もっと勝つことに貪欲でありたいと感じています。

3つの星は既に手に入れました。残る星はあと一つだけとなっています。その一番星を手に入れるために引き続きしっかり麻雀の勉強を頑張っていきます」

半荘最高スコア・鈴木たろう赤坂ドリブンズ

「この度、最高スコア賞を獲得することができました。この賞を獲得するきっかけになった対局中は、なんか裏ドラがやたら乗って、ちょっと笑いが出ちゃうくらいアガれてしまって、なんかいつまでもアガれるんじゃないかと勘違いした結果、いったん12万点を越えたところから下がってこの成績(112,800点)になりました。

対局中はこの賞のことは気にしていなくて、いつまでもポイントを稼ぐつもりでしたが、終わってみると100点だけ歴代最高スコアを更新しているということで、いろいろな方にお祝いをしてもらって、徐々に『良かったな』という気持ちが湧いてきて、とてもうれしかったです。

ドリブンズは初年度で優勝したときにとてもうれしかったのですが、個人賞をもらっている方々がMリーグの優勝シャーレをモチーフにしたメダルを持っていて『めっちゃ欲しい』とずっと思っていたので、一生の記念になるようなメダルを獲得できて、本当にうれしいです。来シーズン以降はMVPを取ってドリブンズの優勝に貢献できるように頑張っていきます」

個人スコア(MVP)・鈴木優U-NEXT Pirates

「本日はベルサール汐留にこれだけたくさんの方にお越しいただいて、Mリーグの熱狂を感じております。僕は昨シーズンからMリーグに加入して、初年度は思うような活躍ができず、今シーズンはもしレギュラーシーズンで敗退してしまうとレギュレーションに引っかかって、翌シーズンを同じメンバーで戦えないという、少し緊張感のあるスタートでした。開幕前からいろいろな取材を受けているときに、今シーズンはチーム優勝はもちろん、個人MVPを獲るという目標を取材でお答えしておりました。1人、燃料が足りなかったのかレギュラーシーズンで活躍できなかった方がいましたけど(笑)、本当に頼もしいチームメート3人ですから、僕がMVPを獲得することができれば、本当に他の3人は頼りになるので、チームも自然といい位置にいるという確信を持って、今シーズンに臨みました。

個人的に、チーム優勝を本当に強く考えていたので、MVPにはそんなにこだわりがなかったのですが、レギュラーシーズンの試合数がどんどん減っていっていい位置で迎えることができ、今見てくれている家族や応援してくださるクルーの方に『優さんが絶対にMVPを獲って』と強く言っていただけて、最終日に連闘・連勝でMVPを獲得することができました。

歴代のMVPの方々は素晴らしい選手がたくさんしますが、まだ2シーズン連続でMVPを獲得した選手はいませんし、同時に3冠を獲った選手もいません。今シーズンは個人5連勝も達成できて、MVP獲得選手としてチーム優勝もできました。つい先ほどは最少スコアでのトップも獲って、記録づくめの1年だったと思います。来期の目標は大きく高く掲げて、2シーズン連続のMVPを獲れるように、少し喜んだら明日からしっかり修業して戦闘力を上げて、来期に臨みたいと思います」

9位:セガサミーフェニックス 魚谷侑未

「今シーズン、セガサミーフェニックスは9位という順位で終わってしまいました。レギュラーシーズンで敗退して、応援してくださっているみなさまには、なかなか浮上の機会もなく、辛い思いをさせてしまったシーズンだったと思います。2年連続レギュラーシーズン敗退ということを重く受け止め、来期は全身全霊で取り組みたいと思っています。

セガサミーフェニックスは来期、必ずシャーレに手が届くように、そして近藤誠一監督にシャーレを掲げてもらえるように、全力で頑張りたいと思っています。来シーズン、セガサミーフェニックスが羽ばたくのを、ぜひご期待ください」

8位:TEAM雷電 萩原聖人

「チームのことを信じて戦いましたけど、こんな結果になって残念です。もしこの体制で来シーズンも続けられるのであれば、本当に頑張りたいと思います」

7位:BEAST Japanext 猿川真寿

「今シーズン、BEAST Japanextは初参戦ということで、既存のチームより応援してくれる人が少ないかと思ったのですが、本当にたくさんの人に応援していただいて、ありがとうございました。チーム成績としては7位、レギュラーシーズン敗退となってしまいましたが、初めての経験で、選手各々、今後に備えての対策などもしていると思います。来期はBEASTももっといい麻雀を打ってMリーグを盛り上げられるよう頑張りたいと思います」

6位:KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人

「最初の出だしからは5000ポイントくらい勝てそうな雰囲気があったのですが、どこからか空気が変わってしまいました。勝負事はそんなに甘くないと認識させられた1年だったと思います。僕個人としては、来期に向けて毎日練習しています。チーム練習もちょっとずつ増やしていこうということで、チームとして一致してまた来シーズンも頑張っていきたいと思っています。来シーズンこそ絶対にファイナルに残って、初めてシャーレを掲げられるように頑張りたいと思います」

5位:渋谷ABEMAS 多井隆晴

「ABEMASは昨年度優勝で、今シーズンは連覇を目標にやってきましたが、ファイナルにもいけませんでした。ただ、セミファイナルで負けたことがあるというのがいつか大きな財産になるように、このメンバーでいつか『これがいい経験だった、あのときファイナル行けなかったのが良かった』と思えるようなチームになるように、これからもこのメンバーでやっていきたいと、今は思っています。

いろいろなところで『アイツいつ辞めんの?』と言われていますけど、そうやって『辞めないで』と言われるのがすごく気持ちいいです。なので、これからもMリーグ全体が今年よりも来年が盛り上がるように、全員でいろいろ、みなさんが楽しめるように、いろいろな試みをやっていきます」

4位:EX風林火山 二階堂瑠美

「今、視聴してくださっている皆様、応援してくださった炎護舞隊の皆様、何よりこの熱狂できるコンテンツ、Mリーグを無事に今日まで開催してくださった関係者の皆様、ありがとうございます。

我々は今期、開幕からジェットコースターのような展開で、あわやレギュラーシーズンで敗退かという位置からセミファイナルに進出し、ファイナルもパイレーツの背中が見えるところから、結果は2年連続の4位という非常に悔しい結果になってしまいました。ですが、来期もこの4人でまた挑戦させていただけることを、監督からお言葉をいただけましたので、より良い1年にできるよう、一人ひとりがもっと良い場面を残せるように頑張りたいと思います」

3位:KADOKAWAサクラナイツ 内川幸太郎

サクラナイツは昨シーズンにセミファイナルで敗退し、今シーズンはレギュラーシーズンで敗退すると入れ替え対象という1年の始まりでしたが、何とかチームメートの活躍、特に『岡田様』の活躍でファイナルまで引っ張っていただきました。パイレーツさんを前半は苦しめることができたのですが、最後は離されて3位という結果でした。

チームメート一同で1年間必死に走り続けてきて、最後まで完走できたことが、まずはチームとして報告できることだと思います。来シーズンは必ずこのシャーレを再び手にできるよう頑張っていきます」

2位:赤坂ドリブンズ 園田賢

「今シーズン、ドリブンズは太と(浅見)真紀と、新たに2人を迎えてシーズンに挑みましたが、悔しくも2位という結果になってしまいました。来シーズンはこの4人のケミストリーをさらに進化させて、パイレーツに続く2回目の優勝を何としてももぎ取って、そしてドリブラーの皆様に笑顔を届けたいと思います」

1位:U-NEXT Pirates 小林剛

「初めての2回目の優勝ということで、非常にうれしく思っています。みなさんご存じの通り、パイレーツは2年前に選手を入れ替えることになり、私と瑞原を鍛えてくれた石橋(伸洋)、朝倉(康心)の2人がチームを去ることになりまして、代わりに入った鈴木優、仲林の2人が彼らと同じように活躍してくれて、無事優勝することができました。前の2人のファンも、今の4人のファンも、満足していただける内容だったのかなと思っています。レギュラーシーズンとセミファイナル、ファイナルを全て1位で通過ということで、初めての完全優勝ということで、非常に満足しております。ただ、完全と言ってもまだまだやることはありますし、勉強することもあります。来シーズンはより良い内容で3回目の優勝を目指して頑張っていきたいと思います。

Mリーグをここまで支えてくれたたくさんの皆様に、改めて感謝を申し上げたいと思います。スポンサー企業の皆様、オーナー企業の皆様、ファンの皆様、他チームの選手のみなさん、みなさんのおかげでMリーグがみなさんに楽しんでいただけるコンテンツになっていると思います。来期以降も選手全員で頑張っていきますので、よろしくお願いします」

 

瑞原明奈

「パイレーツクルーのみなさんには本当に、悲しい思いや悔しい思いをいっぱいさせてきてしまったので、こうしてやっと笑顔をお届けすることができて、本当にうれしいです。これからも『応援していて良かった』と言ってもらえるチームであれるよう、みんなで一丸となって頑張っていきます」

 

鈴木優

「2年前に仲林と僕の2人がパイレーツに加入して『シン・パイレーツ』として新しくスタートしたわけなのですが、昨シーズンは思うような活躍ができず、とても歯がゆい思いをしておりました。チーム優勝だけを考えて前進してきたので、頂点に立つことができて、本当にうれしく思います」

 

仲林圭

「優勝することができました、めちゃくちゃうれしいです。本日は私の父親と母親も見に来てくれています。2人には本当に迷惑ばかりかけて、親不孝者だったのですが、Mリーグというものができて、2人に息子の晴れ舞台を見せることができて、本当に良かったと思います」

 

藤田晋チェアマン

U-NEXT Piratesの皆様、Mリーグ史上初となる2度目の優勝、そして初の完全優勝、本当におめでとうございます。6シーズン目のMリーグが本日で終わりますが、本当に大盛況で、毎年成長中のベンチャー企業のように、ぐんぐんと伸びています。これもみなさんのおかげです、本当にありがとうございます。

今シーズンから渋谷ABEMASの監督という立場からは退きまして、チェアマンという立場で比較的気楽にMリーグを視聴していましたが、そこで『Mリーグは面白いな、なんでこんなに面白いのだろう』と思いました。正直に言うと、セミファイナルでABEMASが敗退したときに少し見る気をなくしたのですが(笑)、その後も見ていたら、やはりすごく面白いです。

何日か前に最高顧問の川淵(三郎)さんが、『俺はMリーグを全部見てるよ』と言っていましたけど、僕も最近は馬とサッカーの話ばかりでMリーグを見ていないのではないかと言われていましたが、本当に全試合見ています。

本当にMリーグは面白いですし、明日からMリーグロスになることが目に見えていてそれが辛いのですが、また選手のみなさんも関係者のみんなもさらにパワーアップして、秋に始まる新シーズンを迎えてくれると思います。みんなでそれを楽しみに待ちましょう。

それではこのときをもちまして、Mリーグ、2023-24シーズンの閉幕を宣言します。どうもありがとうございました」

 

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