【 #神域リーグ2024 第11試合観戦記】一番星を覆う叢雲 闇夜を切り裂いて、空星きらめ 至上神(ゼウス)の空に煌めけ【文 #後藤哲冶 】

……あとは、なんだろう、えっと、カン【7マン】って、良い待ちですよね(?)
あ、あと【白】ってなんというかこう、縁起が良くて、それを更に縁起の良い因幡はねるが使うことによって縁起の良さの相乗効果が生まれ……。

すみません因幡様この辺りで許してもらえますか泣

2着には、咲乃もこ
序盤は苦しく、自分を奮い立たせながら打つ姿が印象的だった。
この好感触の第2試合を終えて、連投宣言。
是非第3試合の観戦記にも目を通して欲しい。

トップに、緑仙。
第1試合の勢いそのままに、見事連続トップを獲得。本人は運だと言っていたが、ところどころで、冷静な判断が見られ、素晴らしい打ち回しだった。
昨年からの成長を、大いに見せてくれたと思う。

そして、4着になってしまったのが、空星きらめ。
試合後すぐ……彼女は自分の牌譜を眺めていた。

【發】は……欲張り過ぎたか」

対局終了後、こうして反省点をしっかりチェックするのは、去年からのクセ。
彼女も1人の雀士としてこの舞台に立っていることを強く実感させられる。

「しんどかったな……」

インタビューの直前。空星がひとつ、ため息をついた。
それは、今から視聴者の前に立つという、気持ちの切り替え。

「あれ? おかしいなあ? 40000点持っていたはずなのに」

空星の気丈な振る舞いは、コメント欄を笑顔にした。
神域リーガーで、Vtuberであるという彼女の矜持が、皆の前で落ち込むことを許さなかった。

今日が、空星にとって神域リーグ初の4着ということになった。
それもかなり大きな4着。

しかし、空星は乗り越えてくれるはずだ。
こうして真剣に悩み、麻雀に全力で向き合う限り、必ず輝く日は来る。

笑顔で、ゼウスのメンバーと祝福できる日を願って。

今はまだ、その眩しいくらいの光は、身体の内に、そっと閉じ込めておこう。

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