この秋、一番アツい場所〜全国アマチュア最強位決定戦 麻雀最強戦2024【全国アマチュア最強位決定戦】観戦記【ABCD卓】文 千嶋辰治

この秋、一番アツい場所
〜全国アマチュア最強位決定戦

【ABCD卓】担当記者:千嶋辰治 2024年10月27日(日)

■A卓〜門前指向で大物手炸裂! 中国最強位 ゆき

対局者:
ゆき(中国最強位)
門垣寛(名古屋最強位)
ナカオカ(九州最強位)
井上裕貴(四国最強位)

東2局でハネマンをツモった井上と、短打を重ねた門垣が先行したA卓戦。
逆にナカオカ、ゆきの2人はここまで出番が回ってこなかったが、南場に入って潮目が変わった。

南1局。ゆきの親番。ドラは【南】

大物手の香り漂う配牌をもらった。
難しい選択の場面は4巡目。

あなたなら何を切るだろうか?

ここまで、ゆきは両面ターツを丁寧に残してきた。
縦よりも横への指向が強い打ち手のように見えたのだが、

ここでの選択は【1ソウ】のトイツ落としとはせずに【7マン】【8マン】ターツ払い。
シャンポンが残った場合、ドラの【南】の相方が【1ソウ】と比較的拾えそう…ということもあったのかもしれないが、少し意外な印象を受けた。

だが、これが大正解!

力強く【南】を引き入れて、【3マン】【6マン】待ちでリーチ!

首尾よく【6マン】をツモって6,000オールの仕上がり。

大物手を炸裂させても淡々とした佇まいのゆきに対して、

逆転を許した三者は何を思うか?

そして、南2局1本場

再びドラ2の配牌を得たゆき。チャンタ寄りの手格好。ジュンチャンなら仕掛けて満貫。中押しのチャンスだ。

2巡目に井上から放たれた【1マン】。これをゆきはスルー。
あくまで門前での進行にこだわった。
すると、ゆきの思いが牌に通じたか?

と、流れるようにテンパイしてリーチ。

逆転に向けて手を進めていた親の門垣、この手格好で【1ソウ】【4ソウ】を筋で掴まされてしまい万事休す。

一発でこの手を仕留めたゆきが、A卓からの勝ち上がりを決めた。

■B卓〜一撃必殺の12,000! 山部正人のスーパーカウンター

対局者:
もっちー(東北最強位)
齊藤貴徳(大阪最強位)
山部正人(東東京最強位)
藤田有記(中部最強位)

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