16000オール手順、全部見せます!二階堂瑠美が決めた役満“四暗刻”【Mリーグ2024-25観戦記 12/5 第2試合】担当記者 ゆうせー

【6ピン】を持ってきた瑠美は、

【2ピン】を打ち出している。

四暗刻に決め打ちをするなら、【3ソウ】【2ピン】、そしてここで持ってきた【6ピン】は、とっくに河へと並んでいるはずだ。

また、見方を変えると、横に伸びるコースの保険もかけたことで、瑠美の河が派手になっていないのも面白い。

ひっそりと手を育てている瑠美のもとに、

ド急所の【7ピン】がやってきた!

これで四暗刻イーシャンテン!

そして、トイトイ四暗刻に固定する打【3ソウ】とはしてせずに、【6ピン】を切り、

あくまでも自然体で手を進める瑠美。

今季はここまで9戦してなんとトップが0。

だが、焦る様子は全く見られない。

【4マン】をツモ切りしたあとの、10巡目に、

【6ソウ】が舞い降りた!

「リーチ」

もちろん、待ちはシャンポンに取った。

出アガリならリーチトイトイ三暗刻。そして、ツモれば四暗刻のリーチだ。

“行け行け瑠美!”

実況、小林未沙の声が響く。

一方で、

「山にいるのかな…」と訝しむような表情の瑠美。

「チー」

そこへ、太が斬り込んできた!

【8ソウ】をチーして【2ピン】を切り、【發】後付けイーシャンテンに構えた。

2巡が経って瑠美が持ってきたのは、

【發】だ…

「ポン」

太が鳴き、打【6マン】でテンパイ。

ドラと【3マン】のシャンポンだ。

次に瑠美は、

【2マン】をツモ切り。

シャンポン待ち二人のめくり合い。

制したのは、

瑠美だ──!

親の四暗刻! 16000オール!!

夕凪のように静かな河から、いきなり飛び出した四暗刻

これには、

太も、

堀も、

茅森も、驚きの色を隠せなかった。

と、本来は勝負が決まったここで観戦記を終えるところなのだが、特筆すべきは、この日の瑠美が大量得点のあとも、随所で「自然な」打ち回しをしていたことだ。

例えば、南3局

瑠美はここから、

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