日向
「いつもあぁいう選択の時、チームメイト達とかの顔が浮かぶんですよね。あの時は吉弘くんでね。彼ならチーテン取るんだろうなぁと。でも私は…。」
日向
「ネガティブな私もハッピーな私も、全てが私。」
常にチームメイトが近く寄り添ってくれる。そして最後の決断は
It’s Up to Me──自分次第──
This is My “ Chumo”──これが私の“チュモ”
ここまでの劣勢を吹き飛ばす
最高のツモアガリであった。
それは自分自身だけに捧げるものでは無い。
もし… 自分だけに戦うのならば…
4着回避率という個人タイトル獲得の為に、こんな危険なリーチなど打てるはず無いのだから。
日向は対局前に必ず卓に想いを託し
しっかりとした言葉で感謝を伝える。
そして、その姿勢を見守っているかのように
南3局
堀より
苦しい時も見上げ続けてきた空から
最高の贈り物が舞い降りたのだった。
気づけば6位とは僅か78.9ポイント差とし、絶対王者が遂にセミファイナルを射程圏内へ。
その浮上のキッカケは──
藍子の合言葉
It’s Up to Me──This is My “ Chumo”──
\近代麻雀シリーズ 新刊情報/