喉から出かかったその言葉は 心の奥に飲み込んで #浅井堂岐 雌伏の時【Mリーグ2024-25観戦記 1/27 第1試合】担当記者 #後藤哲冶

大介のトップを決めるツモアガリで無慈悲にも断ち切られてしまうのだった。

堂岐はこれで、直近無念の3連敗。

インタビューで堂岐は現状について
「キツイですけど、こういう時はチームのポイントが自分のポイントだと思って、打つしかない」
と応えていた。
しかしその受け答えの途中、どこか言い淀むような時間もあって。

現在、同じく今シーズンから新加入したチームメイト、竹内元太が絶好調で、個人首位に立っている。
……もちろん、麻雀は1シーズンだけで実力が評価できるようなゲームではない。
それでも、時を同じくしてチームメイトになった竹内に、「追い付きたい」と思う気持ちは、少なからずあるはずだ。

Mリーグはチーム戦。
チームの方針に従い、あくまでチームのポイントのために戦うのが、正しいのかもしれない。
しかし、選手個人が、結果を出したいと思う感情自体は、健全なものだと思う。
自身の麻雀人生がかかっているからこそ、自らの意志のままに腕を振って欲しいとも、思ってしまう。

だって、浅井堂岐の逆襲を待っているファンは、間違いなくいるのだから。

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