明けまして
おめでとう
ございます
昨年の麻雀はどうでしたか?
順調に成績を伸ばした人も、そこそこだった人も、中には考えたくもない人もいると思いますが、今年も頑張っていきましょう。
前回は守備についていくつか述べました。
●守備は攻撃の数倍の技術がいる。
●無駄な放銃はリーチとホンイツ。
●親とライバルにも要注意。
●組み合わせとの推理と対人ゲーの組み合わせ。
●ペンチャンはリャンメンと同じターツ待ち。
などでした。
守備というと相手の待ちを読むことだと思いがちで、その精度を高めたくなりますが、実際にはほとんど読めません。
読みが当たることもありますが、たいていの場合、偶然です。
例えば裸タンキでマンズのホンイツ・ホンロー・トイトイ・小三元風に鳴いたとして、最終手出しがドラの二萬ならどうでしょう?
たった1種の待ち牌になっても分かりませんよね。
ましてやメンゼンの当たり牌を読むのは難しいし、もしかしたら意味のないことかもしれません。
当たり牌を読んで的中しても、それで点棒が増えることもないし、褒めてくれるのは自分ぐらいです。
それよりも、
●切りたい牌がどのくらいの確率で通るのかが大事です。
「読み切ったからそれ以外は全部通る」は願望と幻想と現実逃避です。
裸タンキの場合だとポンカスなら100%大丈夫ですが、それは当たり牌を読んだのとは違います。
ポンカス以外は全部危険ですが、待ち牌数は3枚以下なので、こちらも大物手で待ちが良ければ勝負です。
●当たりなら何点くらいか?
が、もうひとつの大事なことです。
2役トイトイだけの牌なら当たられてもいい。
両者の待ち牌数と得点だけの損得ではなく、トップ賞も考慮すれば損な勝負ではないのかもしれません。
売り上げアップと
経費削減で
かっぱぎ!
赤牌が導入される30年以上前の学生時代から、私は麻雀の記事を書いてました。
雀球店勤務と雀ゴロ経験を踏まえて、牌の組み合わせに強かったのが役立ちました。
雀球というのはパチンコ型の麻雀ゲームで、毎日チンイツを何百回も見て複合役も読み取り手動でコインの払い出しをやってました。
守備に関する記事で私が当時推奨していたのが「1が通って47が無スジの場合、4よりも7を警戒しろ」でした。
「6が4枚切れでも、7がドラソバならさらに危険」とも。
牌の組み合わせで4の方がペンチャンが無いからです。
ペンチャンのドラソバは常に危険で、場合によっては他のリャンメンよりも期待値的(収支平均)には損です。
期待値の概念の紹介は、私が二十代で麻雀界に初めて紹介したと思うんですが、当時は必要とされませんでした。
その後パチンコ業界で先に定着し、麻雀界でも徐々に定着して来ました。
ただし私が紹介あるいは提唱したのは、麻雀に関してはその一部で、主に攻撃の損得勘定で、守備に関しては述べていません。
推理が入るので格段に難しいですからね。
その後、赤牌が導入されてから、5の周辺が危険になってしまったのは、手作りも読みも常にドラソバの意識が働くからでしょう。
赤が場に見えたかどうかで、かなり読みが変わってきます。
●チートイツ風の捨て牌の人が、赤に合わせ打ちして来たら、その可能性はさらに高くなります。
その後のリーチは、「これが当たりならチートイツ」と覚悟して切りましょう。
チートイツの待ち牌選択は、対人ゲームのおもしろさの一つです。
出そうな牌で待つのがセオリーなので、その逆が降りのセオリーになります。
タンヤオ・チートイツや棒テンのチートイツは意外な待ち牌になりがちです。
●地獄待ち放銃は諦める。ただし ライバルにはダメ。
●リーチ宣言牌のスジのタンキは 少ない。シャボはある。
スジで待つつもりなら、対人ゲームではヒッカケ牌を先切りするし、スジで浮き牌を持たない。
マレにあるのがイイペイコ崩れ(組み合わせ)から、急にチートイツになった時くらい。
この守備側の推理の逆を突くチートイツ攻撃もあります。
124とある場合、2→4切りの即ヒッカケです。4→2切りだと1のシャボが疑われるだけ損。
無罪なのに。
私は中級から上級を目指す人たちには、トップラス麻雀をお奨めしていますが、さらに強い人はラスが少なくて、しかもトップ率を落としていません。
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