俺達はまだ終わっちゃいない!
荒れ果てた土地と
応援する者の心に
園田賢が咲かせた花の名は、
“国士無双”
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2023年2月23日
第1試合
東家:近藤誠一(セガサミーフェニックス)
南家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
西家:黒沢咲(TEAM RAIDEN / 雷電)
北家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
皆、顔つきが違う。
そう、今日は天王山。
5~8位の直接対決。
「勝負の一戦」。
しかし、ここでも選手は自分の麻雀を打つだけだ。
黒沢はいつも通り、
ここから打とした。
赤、赤、ドラで3ブロックを作って満貫にするセレブな構想だ。
そして園田も、
いつも通りホンイツに進み、
近藤のリーチを受けて、
いつも通りに放銃してしまう。
は近藤に通っていないだけでなく、むしろ下家の黒沢に危険だ。ノーチャンスのはドラを切っている近藤には当たらないと見ての選択。
黒沢に、8000点の放銃。
「いつも通り」
そう書かざるを得ないほど、今季の園田は不幸に見舞われていた。
こうした表現が流行し、いつしか、
「園田はツイていないのが平常運転」
という認識が広まっていった。
この大事な試合でも、ビハインドからのスタート。
だが、嘆いても何も始まらない。
園田は出来ることを積み重ねていく。
連荘で繋いだ東2局、
園田はここから打とする。
はノーチャンスになっているが、
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