熱論!21人のMリーガー
園田賢・赤坂ドリブンズ
〜7つの何切るを解いて
みんなも園田賢になろう〜
文・阿部柊太朗【赤坂ドリブンズ担当ライター】
園田賢の何切るを厳選して7つ集めた。明確に正解・不正解がある問題ではない。
この何切るを基に園田賢の思考をトレースして、みんなも園田賢になろう!
Q.1 ウォーミングアップ5ブロック
の解答:打
いわゆる5ブロック打法と呼ばれる打ち方で、現代麻雀の基本牌理。2シャンテン→1シャンテンの受け入れこそ打に2枚劣るが、イーシャンテン→テンパイの受け入れが4枚増える完全イーシャンテンになりやすい。
対して打は6ブロック打法と呼ばれる打ち方で、好形を目指す場合や手役との天秤をかけるためにターツをたくさん持ちたいときなどに使われる。
今回は良形も確定していて、を切ればタンヤオが付くので、6ブロックに構えるメリットは薄い。
Q.2 打点と受け入れの狭間で
の解答:打
受け入れが最も広いのはのツモ切り。しかしを残しても実質の嬉しいツモはリャンメンになるの1種だけ。それならば高目一気通貫の見えるや引きに備えてを残して最高打点を狙おう。
一見嬉しくないツモのテンパイはをまるっと外してチンイツに向かえる。
園田はを引き入れて18,000点の手に仕上げた。
Q.3 あっちも愚形そっちも愚形
の解答:打
真っすぐ進めてが埋まったところでペンチャンが2つ残った苦しい手牌。は789の三色、は安全牌&重ねたらアガリに近づく強浮き牌として残して、中盤以降に価値のある手牌への変化を狙いたい。
ペンチャンのどちらかがリャンメンであれば、強く切りとしてもいいだろう。
Q.4 リーチか?ダマか?天下分け目の大勝負
の解答:切りリーチ
オーラストップ目でのリーチ判断。を切ればダマテンで役アリのテンパイを組めるが、は4枚見えていて苦しい。それならば見た目7枚残りの3面張で勝負をかけよう。押し返しの予想される親の茅森がを切っていて、持ってきたときに使えないのもでのリーチを後押しする。
トップ目からリスクを伴う選択を取ることを好まない人も多いが、でアガリを逃すことも大きなリスク。アガれば勝利ならば強気に行こう。
園田は茅森から切られたを捕まえてトップをものにした。