【Mリーグ何切る】あなたはMVPの打ち筋を辿れるか!?衝撃の三色手順6選【Mリーグ2024-25セミファイナル観戦記 4/17 第2試合】担当記者 ゆうせー 多井隆晴 vs 醍醐大 vs 鈴木優 vs 伊達朱里紗

A.リーチ!!

B.ダマ!!!

優は、文字通り光の速さで、

A.リーチを選択した!

ドラに関しては。どのみちやすやすと出る牌ではない。それならば、高めでも安めでも、ツモったときの打点を上げようというのが狙いだ。

もちろん、待ちとしてもリャンメンなので、

「リーチ」

このように追っかけを食らっても、

勝算は高い!

必然のようにドラの方をツモりあげ、リーチツモピンフ「三色」ドラ、3100-6100のアガリとなった。

このように押せ押せに見える優だが、これはあくまでも、手に価値があるときの判断だ。

巻き戻しての東2局では、

親の醍醐のテンパイに対して、

つかんだ【1マン】を、

ピタッと止めて、手を崩している!

自分の手が役なしドラなしのイーシャンテンなので、いくらノーチャンスの【1マン】といえども、シャンポン待ちを警戒して止めた格好だ。醍醐が、

【5マン】【中】【3マン】

という順番で切っているので、【5マン】を切っているのに【3マン】が手に残る理由はと考えると、【1マン】をトイツで持っている可能性も浮かび上がってくる。

メリハリの効いた、見事な押し引きである。

さて、続いては、東4局

紹介するのは、

またもや優の手牌だ。

イーシャンテンである。

立体図を見ると、

醍醐が仕掛けている。10巡目にポンをして、打【3マン】としたところだ。

どうする?

A.打【北】

B.打【3ソウ】

C.打【9ソウ】

優は、

B.打【3ソウ】だ!

先ほど「手の価値」の話をしたが、この手は567三色が崩れると、打点的な魅力には乏しくなってしまう。

【4ソウ】が2枚切れていることからも、仕掛けている醍醐に通っていない【3ソウ】を逃しておきつつ、価値あるテンパイが入ったときは勝負、という態勢をとった。【8マン】がもうないのでマンズが埋まるなら【5マン】、と考えれば、この手はかなり比重が三色に置かれることとなる。

ほどなくして、

三色のテンパイが入った!

「リーチ」

リーチ!!!

5万点の役アリテンパイだが、優は迷うことなく発声をし、リーチ棒を卓の中央に置いた。

オリの選択を断つことで打点を上げ、先に切ってある【3ソウ】【9ソウ】を活かしての出アガリにも期待した、カン【6ソウ】三色リーチだ!

確かに、リーチや5mチーのときを考えると、最終手出しを【3ソウ】にせず、先に切ることで、カン【6ソウ】待ちをぼかす効果もある。

優のリーチに対して、

醍醐がテンパイをキープしつつ粘るも、

「ツモ」

優は静かに【6ソウ】を引き寄せた。

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