
いささかやつれたように見えるのは気のせいではないかもしれません。
打ち手がどんなに想いを込めようが、そこにある牌は変わりません。
この局が始まる前から… そう、前の局が行われている最中に牌は積まれているんです。
それなのに、仲林の一念が牌に届き、園田を気押したように思えるのは私だけでしょうか。
結局このゲームは醍醐が親番で猛追を見せたものの、最終的に仲林がオーラスで逆転。
パイレーツにトップを持ち帰ることが叶いました。
今シーズンもこれまでに数々の名勝負が展開されました。
役満だって飛び出しています。
でも、私がどれか1局を名局として挙げるとすれば、間違いなくこの局。
それくらい、仲林圭の腹の括り方は素晴らしかったと感じます。
そして、その結果がこちら。

ファイナルシリーズの半分を過ぎて、パイレーツは上位2チームと約150ポイントの差。
仲林がもぎ取った執念のひとアガリが後で効いてくるかもしれません。
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