10月、機は満ちた──「最速最強」多井隆晴、復活の刻!【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 10/2 第2試合(麻雀チャンネル)】担当記者 ゆうせー

ピンズリャンメンの選択は、

「序盤から良さを感じていた」

とYouTubeの検討配信でも語っていた、【6ピン】【9ピン】待ちを残していく。

あらかじめ決めていたからこそ、ここでの【4ピン】

そして、このテンパイ時の【3ピン】がスムーズに河へと並び、他家にテンパイ気配を感じさせない打ち回しになっていた。

「ロン」

これを黒沢からアガり、

「12000」

地を這うように低い、多井の声が会場に響いた。

オーラスに、

黒沢が七対子ドラドラのリーチを放って食らいつくも、

最後は多井がタンヤオの300-500をツモって試合終了。

激戦を制し、多井が今季初トップを決めた。

 

試合後のインタビューでは、

携帯を覗くたびに、

「多井は終わった」

「多井は弱くなった」

という文字が目に入ってきたことに対して、

「ムカついてました!」

「誰が本当に強いか思い出させてやろうと、ずっと思っていました!」

と話す多井。

また、

南3局のピンズでのリャンメンターツ選択について聞かれると、

「そこはアガれる方を残します、多井隆晴なので」

と語っていた。

私はニヤニヤしていた。

そうそう。多井隆晴はこうでないと。

やっぱり、

あなたが憎らしいくらい強くないと、Mリーグは盛り上がらないのだから。

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