「キンマの推しの子」が2位通過!
魂を燃やして篠原冴美がFINALを目指す
【A卓】担当記者:ヘシキアツシ 2025年10月4日(土)
麻雀は今や「頭脳スポーツ」としてもしられるようになり、麻雀プロが世間に認知されるようになった。
Mリーグの人気を見ても、それは実感できるだろう。
日本に麻雀プロは約3,000人(2024年時点)。
当然ながら、彼らの実力は疑いようがない。
その中で、人気を兼ね備えた麻雀プロたちがいる。
今回、A卓に集まったのは、そんな人気も実力も兼ね備えた麻雀プロ4人。
果たして、4人はどんな闘いを見せてくれるのだろうか。
早速、闘牌の様子を見ていこう。

「ナニワの勝負師」木崎ゆう。
昨年はFINAL進出を果たし活躍を見せた木崎。
しかし、2ndステージ敗退に終わったのを悔しく思っているという。
今年もFINAL進出を果たし、雪辱を果たせるか。
「私が一番強いんで大丈夫です!」

「孤高のプリンセス」水瀬千尋。
人気投票から予選を勝ち上がってきた水瀬。
今回のメンバーは初対戦ながら、全員がファンの思いを背負って出場しているとこは一緒だ。
「私も負けないくらい気持ちは強い。来年以降も水瀬千尋に出てほしいと言われる麻雀を打って勝ちたいと思います」

「キンマの推し小僧」小川瑠以。
A卓唯一の男性麻雀プロとして参戦の小川。
キンマ読者投票1位で出場枠を手にした小川は、このチャンスを活かしたいと語る。
「麻雀はもちろん運と腕があると思うんですけど、どっちも魅せれたら良いなと思います」

「キンマの推しの子」篠原冴美。
5年間、同じ事を繰り返し繰り返し勉強しているという篠原は、今回の最強戦に関して自信はないと言う。
しかし、自信がないからこそ、努力できるとも語る。
「最強戦で、『あぁ篠原、勉強してるんだね』って思ってもらえるように頑張りたいと思います」
東1局。
最初に目を引いたのは、小川の手牌だ。

メンツはないものの、ドラのが2枚あるのに加え、リャンメンターツが2つ。
流れがよければ一気にアガれそうな手牌に見える。
しかし、ここで井出洋介プロの重みのある言葉が響く。
「最初にこういうのをアガれると一気に勢いがつくって感じなんですけど、チャンス手が来てアガれないときって結構キツいんです」
果たして小川は、このチャンス手をアガって勢いに乗れるのか。
一方、メンツを既に2つ作っていたのが篠原だ。

良い引きを繰り返し、着実にテンパイへと近づいていく。
チャンス手の小川に先行したのは篠原。

6巡目で待ちリーチ、高目タンヤオイーペーコーでツモれば満貫から。
チャンスの女神が微笑み、勢いをつかんだのは篠原だった。

次巡にを暗槓、

リンシャン牌を引くと、これが高目の。
リーチ、ツモ、嶺上開花、タンヤオ、イーペーコーの満貫、2000・4000でアガリ。
高打点で流れをつかむ。