この
に茅森からロンの声がかかる。
赤、2000点のアガリ。
リーチ棒を出した堀はラスに落ち、太が3着に。
最後まで自力で勝負を決めた茅森は、これで個人3連勝を獲得。
一時期は最下位だったフェニックスだが、ぐんぐんとポイントを伸ばし、トータルポイントはいまだマイナスながら6位にまで浮上した。
浅井堂岐が体調不良により急きょ入院となったのはショックだが、選手兼任監督の茅森が勝利を決めたことは、チームメイトやファンを勇気づけ、大きな希望を与えたに違いない。
この勝利は、きっと堂岐にも届いたはずだ。
フェニックスの精神が形になったような、炎より熱い試合であった。

アラフィフ場末雀士。
小説や漫画原作を書いてはボツを繰り返すワナビ。
X:@zantetsusen
note:https://note.com/hagane_5800
\近代麻雀シリーズ 新刊情報/














