ボーダー争いはより激しく〜鈴木たろうと下石戟の叩き合い【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/20 第1試合(麻雀チャンネル)】担当記者 千嶋辰治

狙いどおり【6ピン】ツモで両面変化。
出アガリ7,700の手だが、たろうは迷いなくリーチを放った。

このままたろうの思いどおりにさせたくない下石。

多井から切られた【5ピン】をご覧の形で鳴いて片アガリの【3マン】【6マン】待ちでテンパイ取り。
しかし、ここから溢れる【4ピン】は…

たろうへの12,000放銃となって痛い失点を喫することに。

さらにたろうは、次局の3本場で3,200オールを加点。
続く4本場

今度は萩原から456三色の高めを討ち取って12,000のアガリ。
怒涛の5連続和了で持ち点は69,800点と一人突き抜けた状況。
これはさすがにゲームが決まったか?
という雰囲気が漂い始めたが、ゲームはこのままでは終わらなかった。

・ゼウスを刺す下石の一撃
南2局1本場
たろうは5巡目にタンヤオピンフドラをテンパイ。
現状2番手の下石の親番。

この親を落とすとトップがかなりの確率で決まる場面だが、たろうはリーチを放った。
2巡目に切られた【4ソウ】が絶好の待ちを演出している。

「トップを取りやすいのはヤミテンですけど…。」
と語りつつも打点を取りに行ったたろう。
しかし、

親の下石が無筋を切り飛ばしながら追いついた。
「リーチした時点で後悔はなかったんですけど。」
と話すたろう。
しかし、

めくり合いを制したのは下石。
「こうなるとリーチをしなかった方が良かったかなと。」
盤石の体制を築くたろうを刺す一撃が決まり、点棒を引き出すことに成功。

続く2本場

【7ソウ】【中】と仕掛けた下石、【5ソウ】【8ソウ】のシャンポン待ちに【3ソウ】を引いて手が止まった。

【7ソウ】が4枚見えたばかり。【9ソウ】も3枚切れていて【8ソウ】待ちは良さそうに見えるのだが、既に他家に持たれているケースもままある。
下石は【1ソウ】がフリテンかつ4枚切れということもあってカン【4ソウ】を選択。
待ちは2枚から1枚残りに減ったが、

これがなんとハイテイで劇的なアガリとなり、4,000オールでたろうを逆転。
二人のマッチレースはまだまだ続く。

・仕掛けた下石か?門前のたろうか?

熾烈なマッチレース、決着は南3局1本場をご覧いただきたい。
まずはたろうの手牌。

ピンズが3面張形に伸びる第一ツモを手にしてリャンシャンテン。
対する下石。
【6ソウ】【9ソウ】に振り替わるとジュンチャン三色へ渡ることができる。
第1打は【北】ではなく、手材料が十分なので【6マン】【9マン】の両面を固定する【7マン】切り。
こうしておくと、後に【9マン】が拾いやすくなる効果が期待できる。

次巡、下石は【7ピン】ツモで先に打【6ソウ】として仕掛け上等の構え。
ここで加点して少しでもたろうに厳しい条件を突きつけたい。

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