登板数に強弱をつけてレギュラー中盤のリードを築き、チーム首位を守りきったことは評価に値すると感じる。
また、メンバー2人が入れ替わった風林火山では、シーズンが始まる前は「どうなるだろう?」と思っていたサポーターの方もいらっしゃるはずだ。
内川は、Mリーグで麻雀が打てること自体を楽しんでいるように見えた。
104700点の最高スコア賞を獲得するとともに、300ポイント以上ものプラスをチームに持ち帰った。
そして、永井は結局のところ個人タイトルとしては無冠に終わったが、約500ポイントを稼ぎ出し、チームの首位通過に貢献した。
何より、オーディションを経てチームに入団した永井。
亜樹、勝又、内川が日本プロ麻雀連盟所属で、永井だけが最高位戦日本プロ麻雀協会所属。
今までもスパーリングパートナー(練習に参加する打ち手)として、風林火山に関わってきたが、いざ選手になると団体もキャリアもちがうことから、「チームの中でやっていけるか」不安もあったことだろう。
それが、永井の活躍と人柄によって、そしてチームの雰囲気によって、だんだんと皆に溶け込んでいったように感じる。
その様子が、今季は視聴者として見ていくなかで、非常に感慨深く思えた。
また、永井は麻雀を勝又に教わっているそうだ。
あくまでも、外野から見ていると勝又は厳しい先生に見える。
試合時の佇まいや試合後の永井とのやり取りを見ても、そう思える。
そんな中で、3/23(月)に永井が個人スコア賞争いに返り咲くトップをとったあとに見せた、
永井を迎える勝又の笑顔が、目に焼き付いて離れない。
こんな朗らかな表情の勝又を、今まで見た人はいるのだろうか。
EX風林火山は、このレギュラーシーズンで1位突破を果たしただけでなく、「チームの結束力」という大きな大きな収穫を得たように私は思う。
前回優勝の立役者である勝又も、ここから奮起してくれることだろう。
亜樹選手兼監督を中心に、勝又、内川、永井の4人で掴んだレギュラーシーズンの優勝。
この首位通過がゴールではない。
「強固な絆」を得たEX風林火山の、ここが新しいスタート。
いざ、
セミファイナルへ、出陣だ。

京大法学部卒の元塾講師。オンライン麻雀「天鳳」では全国ランキング1位。「雀魂」では4人打ち最高位の魂天に到達。最近は、YouTubeでの麻雀講義や実況プレイ、戦術note執筆、そして牌譜添削指導に力を入れている、麻雀界では知る人ぞ知る異才。「実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義」の著者であり、元Mリーガー朝倉康心プロの実兄。x:@getawonarashite














