Mリーグ セミファイナルの舞台に咲いた BEAST X 中田花奈という「純白の花」【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/9 第2試合】担当記者 ゆうせー

一方、3年目の今季は、レギュラーシーズンで228.4ポイントのプラスを叩き出した。トップ率も33.3%。いずれも非常に優秀な数字だ。

中田の麻雀において、昨年度までと大きく異なるところがある。

それは「打牌速度」だ。

長く見ている方は分かるかと思うが、

牌をツモってから、淀みない流れで切ることが多くなった。

すなわち「迷いなく打てている場面が多い」ということである。

今季から、

チームメイトの下石に師事している中田。

下石からの様々なアドバイスが中田の実になっているのだろうが、外から見ていると今季の中田は「シンプルかつ効果的な戦略に絞って」戦うことを徹底しているように見える。

局の方針は大きく分けて3つ。

「①リーチを打つ」「②役牌を鳴く」「③オリる」

このどれかのアクションをとっていることが非常に多いと感じる。

例えば、先ほどちらりと見た東1局は、

役牌が重なっていないので、数字の牌を大事にして、狙うはリーチという方針だ。

終盤に、

堂岐からリーチがかかる。

2枚切れの【1ソウ】単騎でテンパイを果たしていた中田は、

【3ソウ】を引いて、少しの間、思案する。

立体図は、

(黄色の牌がツモ切り、白の牌が手出し、灰色の牌は「そこで鳴きが入った」ことを示す。)

こうなっている。

ここは、

リーチだ!

ソウズは全体的に場に安く、残り4枚の【3ソウ】【6ソウ】待ちならアガリは期待できる。

リーチを打つことで、攻める選択だ。

結果は、

堂岐のアガリとなったが、中田としてはやはり「①リーチを打つ」方針の局であった。

続く東2局1本場

ドラの【西】を2枚にした中田。

ここで、

【1ピン】を打った。

先ほど読んでいただいた「局の方針」以外にも、中田は「こういうときはこうする」というシステムをいくつか構築している可能性がある。

例えば、「中盤以降は形が悪ければ、安全牌を持つ」ことが多いように感じる。

ここでは、

「2枚切れの愚形ターツは評価を落とす」

という判断をしたように思う。

ただ、ここは孤立の【8マン】を切る方がいいだろう。

【2ピン】は2枚残りだが、【7マン】とて1枚切れの3枚残り。

【1ピン】【3ピン】を残して【2ピン】を引いたらメンツが出来るが、【8マン】を持っておいて【7マン】をツモっても「リャンメン」が出来るだけだ。1枚の差はあっても質が違い過ぎる。

また、2軒に現物となっている【1ピン】の安全度も高い。

ここは、ストレートに浮いている牌を打った方が良かったと感じる。

その後、

【3マン】【6ソウ】と引き入れて、メンツ手と七対子が両方見えるイーシャンテンに。

次のツモ番で、

【5ソウ】を引いてテンパイだ!

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