一方、3年目の今季は、レギュラーシーズンで228.4ポイントのプラスを叩き出した。トップ率も33.3%。いずれも非常に優秀な数字だ。
中田の麻雀において、昨年度までと大きく異なるところがある。
それは「打牌速度」だ。
長く見ている方は分かるかと思うが、
牌をツモってから、淀みない流れで切ることが多くなった。
すなわち「迷いなく打てている場面が多い」ということである。
今季から、
チームメイトの下石に師事している中田。
下石からの様々なアドバイスが中田の実になっているのだろうが、外から見ていると今季の中田は「シンプルかつ効果的な戦略に絞って」戦うことを徹底しているように見える。
局の方針は大きく分けて3つ。
「①リーチを打つ」「②役牌を鳴く」「③オリる」
このどれかのアクションをとっていることが非常に多いと感じる。
例えば、先ほどちらりと見た東1局は、
役牌が重なっていないので、数字の牌を大事にして、狙うはリーチという方針だ。
終盤に、
堂岐からリーチがかかる。
2枚切れの
単騎でテンパイを果たしていた中田は、
を引いて、少しの間、思案する。
立体図は、
(黄色の牌がツモ切り、白の牌が手出し、灰色の牌は「そこで鳴きが入った」ことを示す。)
こうなっている。
ここは、
リーチだ!
ソウズは全体的に場に安く、残り4枚の
–
待ちならアガリは期待できる。
リーチを打つことで、攻める選択だ。
結果は、
堂岐のアガリとなったが、中田としてはやはり「①リーチを打つ」方針の局であった。
続く東2局1本場、
ドラの
を2枚にした中田。
ここで、
を打った。
先ほど読んでいただいた「局の方針」以外にも、中田は「こういうときはこうする」というシステムをいくつか構築している可能性がある。
例えば、「中盤以降は形が悪ければ、安全牌を持つ」ことが多いように感じる。
ここでは、
「2枚切れの愚形ターツは評価を落とす」
という判断をしたように思う。
ただ、ここは孤立の
を切る方がいいだろう。
は2枚残りだが、
とて1枚切れの3枚残り。
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を残して
を引いたらメンツが出来るが、
を持っておいて
をツモっても「リャンメン」が出来るだけだ。1枚の差はあっても質が違い過ぎる。
また、2軒に現物となっている
の安全度も高い。
ここは、ストレートに浮いている牌を打った方が良かったと感じる。
その後、
、
と引き入れて、メンツ手と七対子が両方見えるイーシャンテンに。
次のツモ番で、
を引いてテンパイだ!














