黒沢咲、8回のリーチが示す、
セミファイナルへの意思表明
文・カイエ【火曜担当ライター】2026年4月7日
セミファイナル2日目。
各チーム20戦の短期決戦を経て、6→4に生き残りチームが絞られる。
レギュラー終盤は選手起用の偏りに賛否両論あったが、昨日からの連闘となる2チームは、セミファイナル都合4試合目となるこの半荘で、まずは均等に4名を選出。今日が「初日」の2チームと合わせて、Mリーグ初年度からのオリジナルメンバー4人が、卓に着くこととなった。
第2試合
東家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ )
南家:茅森早香(セガサミーフェニックス)
西家:二階堂亜樹(EX風林火山)
北家:黒沢咲(TEAM RAIDEN / 雷電)
ポストシーズンのお楽しみ、プレイヤーズ解説。
本日はKADOKAWAサクラナイツから、阿久津翔太選手と渋川難波選手。
元・公式解説の渋川は言わずもがな、阿久津も実況と解説どちらもこなせる万能タイプで、豪華な解説席。
さて今回は少し趣向を変えて、筆者の観戦スタイルを公開したい。
観戦はテレビとパソコンの2窓がマスト。
テレビは大きな画面で闘牌が見やすいように。
パソコンの方はコメント欄付きで流しておいて、面白そうな書き込みはないかとチェック。
デバイスが異なると少しディレイが生じることもあるので、一方で見逃しても、もう一方でリプレイのように追っかけ再生が自然発生してくれて安心。コメ欄のネタバレには注意。
とにかく選手の一挙手一投足を見逃さぬよう、実況・解説の一言一句を聞き逃さぬよう、神経を集中して食い入るように観戦しているため、対局終了後は疲労で脱力してしまう。それが熱く激しい闘いであれば尚更。「勝ったな、風呂入ってくる」はもちろんのこと、試合中はトイレにすら行けない。
そんな状態だから「書きながら観る」は難しく、第3のデバイスであるスマホを片手に、戦況やその局の結果だけを最低限メモしつつ、いざ執筆の際の指針としている。
ざっと東場のメモを公開すると、
東1局 たろうリーチツモ
裏 4000オール
東1局1本場 あき←黒沢 リーチ赤赤5200
東2局 亜樹リーチ25ピン6山 たろうホンイツ リーチツモタンピンドラドラ20004000
東3局★ 亜樹リーチ25ソー たろう追っかけリーチ 黒沢追っかけ
東4局★ 黒沢最終形リーチ 茅森、奇跡的な七対子
原文ママなので、亜樹が「あき」になっていたり、本日は珍しく、局の結果が書かれていなかったり。★印は、観戦記で軸にしようと考えている激熱局。いわゆるハイライトだ。
たまに1本場の局なのに2本場と間違ってメモされており、後で混乱するのだが、どうやら1本場が発生した前局を無意識に「1」と規定してしまう癖があるようで、それに続いての「2」本場だと勘違いして記していたりする。本来「0」として換算すべきところなのに。
いまメモを見返すと、東場の激しさが分かる。
開局から、たろうの親満スタート。
次局の「1本場」は、亜樹が黒沢から5200の出アガリ。
さらに亜樹がリーチ時6枚残りのリャンメンを順当にツモり満貫成就。
こうして★印局である東3局を迎える。
まずは2連続和了の亜樹が勢いそのままに先制リーチ。
すでにドラ3+赤を内蔵で、親の満貫以上が確定の超勝負手だ。
リーチを受けて一発目の黒沢。
ドラも無く、自風の
でアガれてなんとかという、打点的な魅力には乏しい手牌。
形は悪くないが、親の先制リーチ相手にこのイーシャンテンでは、筋の
切りか、
切りで迂回か。
なんと宣言牌のまたぎにあたる
からプッシュ!
むろん最良の形を保つには平面でこの一手なのだが、何しろほぼリーのみのイーシャンテン。
自身の劇的なトップからこのステージへの進出を決めた雷電の女神、黒沢。
条件戦から解放され、ここは攻めの姿勢でわがままを通した。
たろうも追いつく。最後のドラをツモり
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待ちリーチは山に3枚。














