麻雀最強戦2019全日本プロ代表決定戦観戦記【決勝卓】そのリスクは負うべきか強かに回避するべきか⁉︎Aリーガー仲林圭の意地

麻雀最強戦2019

全日本プロ代表決定戦

そのリスクは負うべきか

強かに回避するべきか⁉︎

Aリーガー仲林圭の意地

【決勝卓】担当記者:masasio 2019年9月15日(日)

朝晩めっきり冷え込んできて秋の気配をかんじるようになった。

麻雀最強戦2019も佳境を迎えている。

2月に始まった女流プレミアトーナメントを皮切りに、先日の著名人代表決定戦まで、次々とファイナル進出者が決まっている。

そして、本日の全日本プロ代表決定戦でも1名ファイナル進出者が決まるわけだが、よくよく見るとプロ同士での対局はこれで最後になるのだ。

麻雀プロ最後の一枠をかけるといっても過言ではない本日の対局。

決勝に勝ち進んだのは・・・

 

予選A卓1位

東家スタート

日本プロ麻雀連盟所属 鈴木誠

まだ23歳になったばかりという鈴木。

大学では麻雀に活かせるかも、ということで心理学を学んだそうだ。

「心理学」「最強戦」「鈴木」とくれば最強戦の申し子鈴木優プロを思い浮かべるが、爪痕を残すことができるだろうか。

 

予選A卓2位

南家スタート

日本プロ麻雀連盟所属 古本和宏

2015年の全日本プロ代表決定戦でもベスト8に残っている古本。

その時は惜しくもファイナル進出はならなかったが、今回のチャンスをものにできるか注目だ。

手役を追うスタイルということでトップ取りには相性が良さそうだ。

 

西家スタート

予選B卓1位

日本プロ麻雀連盟所属 太田昌樹

プロ歴15年のベテラン選手。

とにかくメンゼンで押していくスタイルが持ち味だ。

予選では苦しいところから見事なハネマンをアガって1位で通過。

このままの勢いでファイナル進出を伺う。

 

北家スタート

予選B卓2位

日本プロ麻雀協会所属 仲林圭

決勝進出者の中で唯一のAリーガー

実力は折り紙付きだ。

解説の前田プロも「実力は仲林が一歩抜きんでてる」と太鼓判を押す。

連盟所属プロ3名を相手に実力を発揮できるか?

1

ドラドラの古本

ここからと切っていく

字牌を切っていくのが普通だが・・・

見事ソーズのツモを引き当てホンイツ七対子のイーシャンテンに。

なるほど、古本は小島武夫プロを敬愛してやまないそうだ。

インタビューで「見ている人が興奮するような麻雀を打ちたい」と語った古本。

ここは惜しくもイーシャンテン止まり。

仲林が1000点でかわす。

2

仲林が3巡目にリーチ!

打点は低いが待ちが良い。

あっさり決着がつくかと思われたが、今度は太田が魅せる。

現物が少ない中、苦しい形で粘ってイーシャンテン。

ここから現物のを切らずにを勝負!

前評判通り押していく。

を切ったということは・・・

テンパイすれば当然を切ってリーチだ!!

の2筋にかかる超危険牌だがこの手なら見合うだろう。

この後と持ってきて、結果論だがダマにしていればアガれていた。

太田は対局後に悔いていたが、これは致し方ないだろう。

を切ってダマで2600点ではちょっと割りに合わない。

は山に2枚残っていたが惜しくも流局。

次局古本1000/2000で迎えた4

親の仲林が古本から2900、2000は2100オール、1300は1500オールとジワジワ、しかし確実に加点していく。

43本場

もう一押しが欲しい仲林の配牌は・・・

バラバラ。

これはようやく親落ちか。

対する古本は急所をツモって勝負手に。

 

前巡に小島先生を彷彿とさせるの先限で789のチャンタ三色に照準を合わせる。

そしてここで打

そして次の巡目の仲林のツモが

結局Wをポンされてしまい、古本は有効牌を引けずにオリにまわることになってしまった。

もちろんこの巡目にが重なったのはたまたまだが、トップ目の親に対して自分の手が勝負手なので先にWを切っておきたかった。

そしてアガリが出ないまま終盤に。

丁寧に回っていた太田。

残りツモ番1回でテンパイ。

ツモ1回しかないし・・・

親の危険牌を持ってくるかもしれないし・・・

とネガティブな気分になるところだがここはしっかりとリーチ!

トップしか意味のない麻雀において打点のあるテンパイは非常に価値が高い。

押し返しが得意な太田にしてみれば当然のリーチだろう。

このリーチを受けてトップ目仲林

 

ツモ番も無いし、リーチしている太田のツモ番も無い。

他の二人はオリているので自身のアガリの可能性はほぼない。

トップ目だしオリるかと思いきや、ノータイムでをツモ切った。

仲林の所属する日本プロ麻雀協会はトップの価値が非常に高いルール。

日ごろからこの辺りの押し引きは体に染み込んでいるのだろう。

トップ目とはいえこの点差では全く安心できないし、ツモ番がないということはこのさえ切ればテンパイ料がもらえて、親の連荘ができるということだ。

対局後に敗れた太田はこの局面を挙げて仲林を讃えていた。

字牌の切り順、太田のリーチ判断、仲林のテンパイ押し。

非常にプロらしい1局だった。

続いて44本場

ここまで非常にオーソドックスに打っていた仲林が少し趣向を見せる。

リャンカンを引き入れて打

とドラののくっつきという非常に珍しいイーシャンテン。

リーチだけみるなら前巡のを残して字牌を切ったほうが広いが、それだとリーチのみが確定してしまう。

それならば受け入れは狭いが打点を見ようということだ。

この後を持ってきたらどうするかなと思って見ていたら・・・

あっさりを引いてリーチ!

ここまで出番のなかった鈴木誠。

こうなってしまってはが出てしまう。

裏ドラも乗って12000は13200のアガリになった。

前局にリスクを取って連荘したことが最高の結果につながった。

続く5本場は古本がピンフのみを仲林からアガりようやく親落ち。

仲林は5万点越えのリードを得て後半戦へ。

この記事のタイトルとURLをコピーする