やっほーい! 儂じゃよー!
今日も元気に3000・6000! 麻雀歴1000年の鴉天狗、千羽黒乃がここに見参じゃ!
今週はVTuber界隈で、とっても大きな麻雀大会があったのじゃ! 読者諸兄はもうご存知かのう?
そう、「新春!にじさんじ麻雀杯2021」じゃ! 64名のライバーさんが出場された成長と感動のドラマは激闘の連続! 大会配信の同時接続数も10万を越える大盛況のうちに幕を閉じ、優勝の栄冠を勝ち取ったのは儂も縁深い渋谷ハジメ殿だったのじゃ! 本当におめでたいのじゃ🎊🐦
ハジメ殿には昨年の4月にご指南役として呼んでいただき、それからも様々な形で卓を囲んできた仲じゃ。儂もハジメ殿との交友を通じて麻雀を教えることについて深く考え成長することができ、まことに感謝しておる。
まだ大会をご覧になっていない方は、ぜひアーカイブをチェックしてほしいのじゃ!
【待ちの基本はリャンメン待ち! だけど…?】
ではでは、今週も一緒に楽しく麻雀の基本を学んでいくのじゃ!
リャンメン待ちは「幸せの形」と呼ばれるくらい、つよーい待ち! そのため、待ちが選べるときはなるべく待ちが広くなるようリャンメン待ちに受けよう、とお話したのは覚えてるかのう?
しかし、いつもリャンメン待ちに受けることができればよいけれど、毎回そういうわけにもいかないのが麻雀と女心と秋の空じゃ。ときにはシャンポンとカンチャンのように、愚形同士を比較して待ちを選ばなければいけないことも多くあるものじゃ。

こんなときは、どんなことを考えて待ちを選べばいいのかのう?
そんな心配はもうご無用! 今週は「愚形同士の待ち選択のコツ」をばばーんと教えちゃうのじゃ!
【基本は残り枚数!】
愚形待ちを選択するときに、まず確認するもの。
それは「残っている待ちの枚数」じゃ!














たとえばこんな聴牌をしたときには、まずは場に切れていると
、
の枚数をチェックしてみるのじゃ! カンチャンやシャンポンといった愚形待ちは最大でも4枚しか和了牌がないため、場に切られている枚数の差が一枚違うだけでも大きく和了率には差がつくのじゃ。
「待ちの残り枚数(場に切られておらず、山に最大で何枚残っているのか)を確認し、多い方に受ける」。地味ながら、確実に和了率を高めることができる重要なテクニックじゃ。まずはこれを身に付けてほしいのじゃ!
【打点も比較してみるのじゃ!】
枚数と同じくらい重要なのが打点じゃ!
和了牌の枚数に差がなければ、和了ったときに打点が高くなるよう受けるのが優れた選択。
たとえば、こんな聴牌からの待ち選択ならば
東1局南家 7巡目 ドラ














ドラのをツモったときに和了れるように、打
としたいのじゃ!
「ドラ待ちだとなかなか出ないかもしれないし…」と思うかもしれないけれど、打としてドラの受けを外したあとに
をツモってしまい、フリテンになってしまうのは痛すぎる裏目じゃ。
ドラ待ちにすることには打点を向上させる攻撃的なメリットだけでなく、「将来危険なドラをツモったとき、切らなくても済むようにする」という守備的な側面もあるのじゃ!
他にはドラ受けや赤受けよりも頻度は低いけれど、手役が狙えるケースもあるのじゃ。














こちらの聴牌ならば、シャンポンに受けるのがオススメじゃ。
打としてから
か
をツモ和了ったときにつく役といえば? そう、「三暗刻」がついて+2翻の大幅打点アップじゃ! こうした打点アップのチャンスを見逃さないようになれば、お主の攻撃力はさらに上昇するのじゃ👊!
【枚数も打点も同じなら、変化を比較じゃ!】
では枚数も打点も同じときは、どっちに受けても同じなのかのう?
ちっちっち! そう簡単な話ではないのが、麻雀の面白いところ。
枚数と打点の次に比較するべきは、「変化の種類」じゃ!
まずはこちらの聴牌から見ていくのじゃ。














打ならばカン
、打
ならば
と
のシャンポン待ち。
枚数も打点も同じじゃが、待ちが変わるツモの種類に差があるのじゃ!

比べてみれば一目瞭然!
このように、打ならば好形変化は1種類しかないのに対し、打
ならば3種類! その後の変化の種類が多いぶん、シャンポン受けの打
とするのが良い一打なのじゃ!
では続いて、こちらの聴牌ならば、「変化の種類が多い一打」は何になるかのう?














「今回もシャンポンの方が多そうな気がする!」と思ったのじゃ? んっふっふ、よーく数えてみるのじゃ!
答えはこちら! じゃーん!

先程との例ではシャンポン受けの方が変化の種類が豊富だったのに、今回はカンチャンに受けた方が変化の種類が豊富なのじゃ! これは筒子のカンチャンの部分がと繋がった形になっているため、
で三面張、
でリャンメンに変化するためじゃ。