見るものに“勝ちそうだな…”
と思わせる「選択の鬼」
BEAST X 下石戟
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2026年4月16日
第2試合
東家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:下石戟(BEAST X)
西家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:浅井堂岐(セガサミーフェニックス)
東2局。
親番の下石は
を引いてきて、
即座に、
ツモ切った。
対して、東4局、
ドラが
の手で、
下石は、
を残し、持ってきた
を河に並べた。
下石は「合理的な選択を導くスピードに優れた」打ち手だ。
上の2場面に共通するのは、「フォロー牌を持つか持たないか」の選択を迫られているという点だ。
下石は、前者では「持たない」、後者では「持つ」と異なる選択をした。
順に理由を探っていこう。
まず、東2局の方は、
(黄色の牌がツモ切り、白色の牌が手出し、灰色の牌は「そこで鳴きが入った」ことを示す。)
場に
が2枚切れていることが分かる。
シャンポンの片方がないために
を打ったわけだ。
それはそうだというところだが、なんせ下石はツモってから切るまでが早いのだ。
このスピードが、下石の「盤面における情報処理能力の高さ」を示している。
また、東4局は、
を残して
をツモり、ドラが出ていくことになっても、8000点のテンパイになる。
この「自己都合」の面が大きい。
トップ目ということもあって、
の4枚受けを残した格好だ。
かたや、
を早めに手放して
をトイツ固定すれば、タンヤオドラドラ赤赤赤以上の手になるので、ハネマンが確定する。
ただ、下石は「勝負手では受け入れMAXで持つ」ことが多い。
ここでは、1軒に現物の
を持って、ドラそばの
を処理したくなる人もいるように思う。
だが、下石は速度で押し切れそうだと判断したら、人よりも早くアガるためにぶくぶくに構えてガチンコ勝負を挑むのだ。
副次的な効果として、
を河に並べない方が、「下石にどこが危険か」というエリアを他家が絞りづらくなるという面もある。
また、あとから
を切る方がドラのトイツは読まれにくいだろう。![]()
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とあるならドラドラを先に固定してもおかしくはないからだ。
さらに、
–
をチーして
が出てきたら、他家は下石の待ちを
–
あたりに思ってくれるだろう。これも
を持っておくメリットだ。
さて、それぞれの局の結末を見ていこう。
東2局は、
終盤までもつれこむこととなったが、
先切りしたソウズ待ちが残って、下石はリーチに踏み切る。
一発ツモだ!!














