復活は、カラフルに。「試合に出たくなかった…」朱きヴァルキュリア 伊達朱里紗のセミファイナル最終戦!【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/30 第2試合】担当記者 ゆうせー

厳しい。

が、伊達の表情を見ても分かるように、瞳の奥に宿る炎は消えていなかった。

東3局。伊達の配牌は、

いい。

何を切るか悩ましいが、伊達は、

【9マン】

そして、

【7マン】と、2枚続けて落とせる部分を払っていった。

もちろん、ダイレクトに【8マン】を持ってくると損だ。

だが、こうして手牌にゆとりを持たせておくと、今引いてきた【3ソウ】のように「メンツが完成するわけではないけれど使える牌」もしっかりとキープできて、

このような伸びへと繋げることが出来る!

ここは、タンヤオ濃厚となったのでドラの【9ソウ】をリリース。

次に、

【1ピン】を持ってきた伊達は、

【6ソウ】を打った。

再び「2枚入れ替え」を狙ったターツ落としだ。

タンヤオをメインに【1ピン】をツモ切る選択も有力である。

伊達は、「親が二度のターツ落としをしている」と見せつけることで、子への威嚇効果を狙ったのだろう。

加えて、

ソウズの下目が安く、【1ソウ】をツモったときにピンズの連続形を使いながらイーシャンテンにとれる構えにしたのだと思われる。

【3マン】【4マン】【1ピン】【3ピン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】【1ソウ】【2ソウ】【3ソウ】【3ソウ】【4ソウ】【4ソウ】

次の手番で、

伊達がツモってきたのは、

前巡に残した【1ピン】だった。

ソウズを2ブロックにすると決めたことが、功を奏した格好だ。

7巡目、

伊達は【4マン】を持ってきた。

伊達のスタイルでは、当然、

この【4マン】を残さない!

234や345の三色が狙える手。【4マン】がアンコになったら、手の魅力が落ちてしまう。

また、【2ソウ】【5ソウ】が薄いので、【2ピン】【7ピン】などを引いたらピンズを2メンツにしたい。さらには、【3ピン】【6ピン】を引けばタンピンになるルートも残る。ピンズはこの形で置いておきたい。

ほかでは、【2マン】【5マン】待ちが残ったときに、待ちがボケる先切り効果もある。

しかし、麻雀とは無情なもので、

当たり前のように「裏目」がやってくる。

それでも、

自分の信じた手順に、運命を委ねるほかない。

“お願い… テンパイして…!”

全国で祈るファンの気持ちが届いたのか、

伊達は、場に多く出ているソウズを埋め、リーチを打った!

絶好のテンパイだ。

しかし、

伊達の表情は、どこか不安そうに見えた。

絶不調のときは、不幸なイメージが脳にこびりつくものだ。

“テンパイしてもアガれないんじゃないか”

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