最後まで、笑顔の花を 中田花奈【Mリーグ2025-26 ファイナル 観戦記 5/11 第1試合】担当記者 後藤哲冶

もちろん、本田だって負けられない。
ユニバースに優勝を届けるためには、ここから先複数回のトップが必要だ。

肌が焼けるような緊張感。まず先制したのはTEAM 雷電の本田だ。

東4局1本場

苦しい手牌だったがスルスルと有効牌を引いた中田が、6巡目にイーシャンテン。
雀頭が無い形で、何を切るか。

ここは打【5マン】を選択。
【6マン】引きでの【5マン】【8マン】待ちにはできなくなるが、こうしておけば、ドラの【7マン】を引いたときにカン【2マン】の即リーチを打ちやすい。
これも良い選択に見える。

【9マン】を引いてテンパイ。
中田は【3マン】切りでテンパイをとってダマテンを選択。
1人【2マン】が早くて悪くない待ちなので即リーチでも良さそうだが、53、と連続で切っていて【1マン】は相手からの読み筋になってしまうことも手伝って、ここはダマテンに。

そして【9ピン】を引いてきたところで【6ピン】【9ピン】待ちのノベタンでリーチ。
見た目で【9ピン】が2枚切れだが、それでもリーチを打った。

終盤に親番寿人が追っかけてくる。
役はリーチのみだが、【4ソウ】を引き入れての【2ピン】【5ピン】待ちならば十分に勝負になると判断。

そして切られた【8マン】【6マン】【7マン】の形でチーして、内川も【赤5ソウ】を叩き切って勝負に出てきた。
カン【6ピン】待ちの8000。打点十分で勝負だ。

3者のめくり合い、枚数はほぼ互角。
結果は。

中田が【5ピン】を掴んで放銃。
そしてこれが……

なんと裏ドラ2枚で7700。

厳しい結果になってしまった。
【1マン】が河に2枚転がっているのも悔しい。
アガリのルートが、あったかどうか。

唇をぎゅっと結んで、中田が次の配牌を迎え入れる。
反省も後悔も後で良い。
今はただ、これから先の麻雀に全力を注ぐのみ。

東4局2本場

中田が【4ピン】を引いたところでドラの【2ソウ】をリリース。
ソーズ下を誰も切っておらず、嬉しい【3ソウ】引きも2度受け。自分は赤が使える形で1枚。ということで、強気の早めにドラリリース。
この辺りの引き出しも、2年前には無かった印象だ。

狙い通り【3ピン】を引き入れて最高の形のイーシャンテン。
受け入れも十分広い。

先制リーチは内川だった。【中】引きは想定外だが、ドラを切って【3ピン】【6ピン】待ちのリーチへ。

直後に中田が追い付いた!
【2ピン】を引いて【4ピン】を切ってリーチへ。【4ソウ】【7ソウ】待ちのドラ1リーチだ。

これを勝負手が入っていた親番寿人から捉えて裏ドラ1枚。
5200の1本場で5500。
これですぐに先ほどの失点を取り返すと。

迎えた南2局の親番では、最高の4000オールが待っていた……!
流れるように入ったピンフドラ1をリーチすると、これがツモって裏ドラ1枚。
最高の形での加点で、これでトップ目に立った。

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