「6000オールって、トップになりやすいよねー」と土田浩翔が麻雀の真髄を解説した夜。の巻【Mリーグ2026-27 観戦記 10/30 第2試合(麻雀ch)】担当記者 中島由矩

大きなリードを築いていく。

 

第二部

南1局2本場、親番・伊達の配牌。

ダブドラの【赤5ピン】が入っている。この手が6000オールになるとすれば、

◾️リーチ・ツモ・ドラ3・赤

◾️リーチ・ツモ・ドラドラ・赤赤

◾️タンヤオ・ドラ3・赤赤

が本命視されるところ。

この局は、本田の時とは異なり、子方が黙っていない。

まずは、2着目の松本が先制リーチ。トップ目・本田までの15800差を埋めにいく。窮地の渋谷ABEMASを救うべく、松本はこの試合で個人6連闘となる。ここまでの5戦は2着2着2着1着2着と全連対。プラスポイントを持って帰りたい。

3着目の堀も参戦。

上家・松本のリーチということで、松本のアガリ牌以外は全てツモ切られる。【2ピン】をチーして、【4マン】【7マン】待ちのテンパイに取った。

一般的に7つあると言われている、Mリーグルールのドラ。そのうちの5つを所持している、そしてラス目で、さらに親番の伊達がオリる理由などない。

伊達はテンパイを入れると、即リーチを決断し、

よりにもよって、松本と待ちが重なっている【6ソウ】をツモアガリ。

「6000オール」

涼しい顔で、トップ目に立った。余談だが、6000オールのツモアガリは、6000×4=24000点差が詰まる。伊達は14300だから、14300+24000=38300に。

「それじゃあ39300の本田に届いてないじゃないか」と言われるかもしれないが、供託2本と2本場を加えると、きっちりまくっている計算になるのだ。

 

第三部

【南4局 2本場】

東家・堀慎吾 11600

南家・伊達朱里紗 35700

西家・本田朋広 39700

北家・松本吉弘 12000

ヨーイドン!で、すぐに動き出したのは3着目の松本。2着目の伊達までは倍満ツモでも届かず、4着目で親の堀が400点下にいる。ここは手堅く3着キープをしておきたい。

そこに参戦したのは、トップ目の本田。本田も4000点下の2着目伊達が気になる。自風の【西】を仕掛け、早々にアガリをもぎ取りたい立場だ。

しかし、松本と本田の両者には、決定的な差があった。本田は松本に2000点まで放銃できるのに対して、松本は本田に1000点の放銃が許されない。

【9ソウ】くらい…、と甘えることなく、松本はここから打【1ソウ】と合わせ、オリを選択。本田に任せることに。

松本からのバトンを受け取った本田は、【赤5ソウ】を引いてテンパイ。

タンキを転がし、

最後は絶好の【3ピン】【6ピン】【9ピン】【4ピン】【7ピン】に変化。

最後はテンパネする方の、【4ピン】をツモアガリ。700−1300で熱戦に終止符を打ったのだった。

(ポイントなんて、どんだけあってもいいがやちゃ。)

最後は、このRMOで締めたいと思う。

2度の6000オールを含む、アガリのほとんどがツモアガリだった今試合。流局は実に7回を数える。オーラスの松本に象徴されるように、点棒状況を考え、他家の手牌進行速度を読み合い、早めの備えで放銃を回避するシーンが数多く見られた。

Mリーグを見る人は、自身も麻雀をするぞっていう人が少なくないと思う。今度卓につくときは、ぜひ6000オールをねらってみてください。ねえ、ユニバースのみなさん。

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