高宮は連投。
風林火山は勝又に、パイレーツは小林に交代。
フェニックスは好調の茅森に代えて、魚谷に交代してきた。
この交代はちょっと意外に思えた。
魚谷はここまで個人19位と低迷している。
インタビューでも「チームにも迷惑をかけて…」としょんぼり。
まして1戦目、茅森がトップの後ということで、折角増やしたポイントを減らしてはいけないという心理も働くだろう。
しかし、このプレッシャーがかかる状況でトップを取れば大きい。
この選手起用がどう出るかが見ものだ。
東1局魚谷
第1打
ここから
。
これが魚谷の良いところ。
茅森と対照的で面白い。
そこまで良い手ではないが、ドラもあり、十分アガリも見込めそう。
ならば、重ねられる前に切ってしまおうという作戦だ。
このようにめいっぱい構えると、「攻撃的だな」と感じるだろう。
確かに攻撃的なのだが、
小林の仕掛けに対応してメンツを壊す打
。
小林の河がこちら。
マンズの染め手模様で今手からが切られたところ。
染まっているかどうかは分からないが、
が出てきたとなると、ホンイツテンパイでも言い訳はできない。
は通るだろうが、自分の手が間に合わないと見るやあっさり中抜きした。
この守備力がないと、なかなか序盤に字牌は切れない。
手の中に字牌がないと、他から仕掛けやリーチが入った時に、安全牌が無くなりやすい。
逆に言えば、「数字の牌だけでも対応できますよ」という自信の表れともいえるだろう。
魚谷はギリギリまで攻めて、そこからの守備への切り替えが非常にうまい選手だ。
あとは結果がついて来るだけなのだが・・・
魚谷2,600をアガるも、終始小林ペースで場が進んで、南1局。
めちゃくちゃアガれそうなイーシャンテンだったが、
ドラのを引いてきてしまう。
親の勝又は2フーロでまで切ってきている。
ほぼテンパイだろう。
1枚も見えていないドラのは打てない。
午前2時。
望遠鏡で親の手が覗ければいいのだがそうもいかない。
何とかドラが重なって形式聴牌を入れるも、親の勝又のツモアガリ。
なかなか思うようにいかない。

親の勝又が連荘して、3本場
魚谷、ドラもなく形もあまり良くないが、
と役牌をぶった切っていく。
ぶれない。
ぶれないが怖い。
大丈夫なのだろうか。
案の定2軒リーチが入り勝又のツモアガリ。
厳しい。
続いて4本場
1巡目からポン!
まだ3シャンテン。
怖いところだが、役牌はポン。
ここからは字牌は切らず、スリムに構える。
メンゼンで行けそうなら字牌切り。
鳴いたときはめいっぱいいかずスリムに。
この辺りも見習いたいところだ。
この局はを重ね、
を暗刻にして期待が膨らむが、親の勝又6000オールツモアガリでダントツに。
厳しい。
同5本場