ドラドラの手であきらめたくはないが、どうする…
土田「は切らないですね」
土田「あっらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
リアクションが大きい(笑) 滝沢から松本へ8000点の放銃だ。土田はこう続けた。
土田「(卓に)座ってないと感覚が働かないのですが、との選択をしたんでしょうね。弱気にと安全なんですけどいかないで、どっちのトイツ切ろうかなぁという選択ミスだったんですけどね」
このように、土田がきちんとミスだと指摘し、
近藤「ギリギリの選択ですけれどね」
プレーヤー解説者である近藤がフォローする。二人の息が合った解説であった。
やはり選手だからこそ座っていないと分からないものがある一方で、プレイヤー同士だと何かと気を遣って言えないこともあるかと思う。専門解説者という立場から客観的にミスを指摘しつつ、プレイヤー解説者からのフォローも入れる。2つの角度からの意見を伝えることが出来て、しかも番組として意見が偏ることなくバランスが取れていたように感じた。
南4局
アガリトップの松本が、6、7巡目に→と切っていく。
土田「この両面外しはイヤですね…」
近藤「イヤですねー」
土田「なぜ松本が待ちを嫌ってくるの?ほとんどイーシャンテンじゃないの?」
小林「アガればゴールというシーンで両面を外してくる」
土田「まいっちゃったなー、という感じですよね」
なんと分かりやすい説明なのだろうか。
土田と近藤の二人が「イヤだと感じる」と共感することで説得力を持たせ、
土田が説明した切り出しの説明を小林が瞬時に同内容の言い換えをすることによって重ねて強く伝え、
最後に土田が選手目線の感想まで合わせて伝えて視聴者に心境を想起させる。
本当にこの3人でMリーグ実況・解説をするのが初めてなのか?と思うくらいに息がぴったり合った説明であった。
終盤に差し掛かったころ、
松本がをポンして待ちテンパイ。
そこに、萩原も追いつく。こちらは待ちテンパイだ。
土田「あー出た!」
高宮がこの手格好。真っすぐ行くなら打だ。高宮からが…
土田「うおーーーーーーーー!出ない!!」
高宮は、上家松本に合わせてを切った。放銃回避だ。
そして、
が出ればトップ終了だった萩原が、松本のアタリ牌をつかんだ。
土田「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
土田の悲鳴は、萩原の心の叫びそのものだ。なんという後先だろうか。
萩原は競り合いに敗れて2着となって、この表情。
オーラスにアガリ切った松本がこの半荘トップとなった。