2回戦
1回戦は全局お伝えしましたが、
2回戦は、手に汗を握ったオーラスの攻防に絞ってお伝えします。
南4局
オーラスは、瀬戸熊と高宮のマッチレースの様相。親番高宮の5巡目、
近藤「真っ赤っ赤だ…」
土田「目が痛くなってきた(汗)」
こんなこと言われたら笑ってしまうに決まっている。そのあと、
小林「炎のような、そんな手牌になりました」
解説両者どちらの表現も内包する美しい例えを使いながら、話題を対局へと引きもどす超絶テクニカルな表現。歴史に残る、名解説、名実況だ。
そして、勝負は終盤までもつれる。
まずは、アガリトップの瀬戸熊が、を含む2副露をして待ちのテンパイを入れる。
そこに、白鳥からメンタンピンのリーチがかかる。
追い詰められた高宮、前巡にツモ次第ではが出てしまう形に構えていたが、
が出ない形で満貫のテンパイを果たす。
瀬戸熊のツモは…
。白鳥の現物待ちだから勝負するか…
ここは瀬戸熊打。白鳥のツモアガリでも自身はトップ終了だ。のソウズで迂回できることもあって、ここはテンパイを崩して回った。白鳥のアガリ牌を抑えるファインプレイだ。
結果は、
白鳥が、高宮のアタリ牌をつかんでしまう。
高宮が12000をアガってトップ目に立った。
南4局1本場
高宮を逆転するには、満貫ツモ、ハネマン出アガリ条件となった瀬戸熊、
2巡目に、ドラ4のテンパイ! との良形変化、引きを見てダマテンに構える。このままでもツモれば逆転だ。物凄い手が勝負所で入った。
土田「あっけなさすぎるんだけど…」
思わず土田からもそんな言葉が漏れる。
しかし、そこに立ちはだかったのは、
「リーチ」
勝又だった。待ちのリーチ。勝又がアガった場合は、高宮がトップキープだ。しかも、瀬戸熊がやを引いた場合には勝又への放銃となる。
注目の瀬戸熊のツモは…
だった。待ちで追っかけリーチ敢行。ツモるか、出アガリなら一発か裏で逆転だ。
どうなる…
小林「ん!!!!???」
驚くべき早さで決着はついた。一発のタイミングで勝又がをつかんだのだ。