イッツ― or サンショク!?【近代麻雀 つおくなる! みずぐちむ講座】

みずぐちむが教えてあげる!
つおくなる!麻雀講座【第6回】

みなさん明けましておめでとうございます!みずぐちむです。
お正月生まれの私は、ついに三十路に突入いたしました!
二十代、麻雀をしてたらいつの間にか過ぎ去ってました(笑)
三十代もこの勢いで麻雀いっぱいするぞー!

第6話 あっちの兎もこっちの兎も可愛い… うぅ~ん♥

二兎を追う者は一兎も?

今回は手役の狙い方パート2です!

前回はホンイツを狙う際のコツをお話ししましたが、今回は一気通貫と三色の選び方、チートイと面子手の選び方について書こうと思います。

天秤にかけていたふたつをどちらか決めなきゃいけない瞬間ってよくやってきますよね。

これもちゃんと明確な基準があるんですよー!

ではさっそく図1を見てください。

図1
東1局南家
 ドラ

一気通貫と三色、どっちを選ぶ?

一気通貫と三色の天秤で進めてきたけど、ついにどちらか決めなきゃいけない、こんな瞬間ってよくありますよね。なたはどっちに決めますか?

ぱっと見は一気通貫も三色もイーシャンテンで、どっちを切っても大差ないように見えますが、実は違います。

一番大事なコツは「必要な枚数が少ない方にする」です!

この手だと三色に必要な牌はの2枚に対して、一気通貫に必要な牌はの1枚だけです。

狙っている手役に必要な枚数が少ない方が圧倒的に成功しやすいし、二次変化もあります。

例えば、ここからペンを払ったとして次巡を引いたとします。

三色だとこの縦引きは嬉しくないですが、一気通貫だとの縦受けも増えてリーチが打ちやすくなるのです!

どっちの兎が好みなの?

 ドラ
次はこんな手牌です。

一気通貫に必要なのはで2枚。

三色に必要なのも2枚で一気通貫と同じ数だけ必要です。

ですが、この手だと678と789両方の天秤にかけられるので、一気通貫より三色の方がなりやすいのです。

なのでここで一気通貫を諦め、切りとしましょう。

ちなみに切ってすべてを見る、なんてお洒落~! という方もいらっしゃるのでは?

ちょっと待って、さすがに遅すぎやしませんか?

ドラも1枚あることですし、妥協も必要です。

可愛い方を選んじゃお♥

お次は図2の手牌で、チートイツと面子手の選び方です。

図2
東1局南家
 ドラ
チートイツと面子手、どっちに進む?

5トイツでチートイツイーシャンテンですが、面子でいくならチートイツを諦めなければならない瞬間ですね。

さぁどちらにしましょう?

ここで考えるのは、面子手にいって旨味があるかどうかです。

この手、面子手にいってを切ってもマンズが良形変化する以外、だいたいはリーチのみのシャンポンになりがちです。

そんなリーチってあんまり打ちたくないですよね。

なので、ここはチートイツの打点の爆発力を狙ってチートイツイーシャンテンを維持することをおすすめします☆

 ドラ

最後はこんな手牌です。

さっきと少し似たような手ですが、今回はちょっと違います。

ものすごくタンピンになりそうじゃないですか?

これなら形の苦しいチートイツのイーシャンテンに固定しなくても、好形の多いメンタンピンを狙った方が良さそうです。

ただし、これは早い巡目の話です。

終盤はテンパイを取りに行きたいのでズバッとテンパイするチートイツイーシャンテンを維持しましょう。

次回は押していい仕掛け、押しちゃダメな仕掛けについて書いちゃいます!

相手が高そうか安そうかの見極めは大事ですよー!

それではまた!

(初出「近代麻雀」2018年2月15日号)

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