みずぐちむが教えてあげる!
つおくなる!麻雀講座【第20回】
こんにちは、みずぐちむです。
台風シーズンで思い出した私の性質ですが… 限界まで傘を差しません。
大学生の時は〝ブリティッシュスタイルだから?〟とか厨ニ病なこと言って、ただ面倒で手ぶらで雨に打たれてました。
大人になってもそれは変わりませんでした…。
リーチする? テンパイ取らず?
東1局 東家 ドラ4巡目
図1
図2
第20話 蓋なんてしないで、お腹いっぱいたべよう
急がば回っちゃう?
今回のテーマはテンパイ取らずです。
みなさんはどんな時にテンパイ取らずをしますか? だいたいはふたつのケースに分かれると思うんです。
ひとつは「待ちが悪いので良形変化を求めたテンパイ取らず」、ふたつめは「打点を求めたテンパイ取らず」。
じゃあどんな手の時にどうテンパイ取らずをするべきか、さっそく図1を見てみましょう。
あなたはリーチしますか? それともテンパイ取らずで何を切りますか?
親とはいえリーチのみカン待ちは嫌ですよね。
親だからいっちゃえー! ではなくテンパイ取らずをすべき手ですが、実はこの手、夢がいっぱいなことにお気づきでしょうか?
まずこの手で切るべきはです!
ではなく
なのは、
を引いての高目イーペーコーと、
を引いても筋になって出和了りしやすいカン
イーペーコーリーチが打てるからです。
そしてピンズははもちろんドラの
を引いてもリーチにいける手になります。
大事なのはここからで、裏目のを引いてしまったらどうでしょうか。
アチャーと思いきや、なんと234の三色へのくっつきイーシャンテンではないですか!
そしてマンズの形にも注目してください。
を引けば、イッツーのイーシャンテンになりますね。
このように一手先にも二手先にも夢がいっぱいな手なんです。
目先のテンパイより、素敵な最終形を見据えることが大事です☆
山手線の旅?
今度は図2の手牌ですが、どうしますか?
みずぐちむのおすすめは、これもテンパイを取らずしちゃいましょう。














切りでテンパイを取っても一気通貫変化は残りますが、456の三色がなくなってしまいます。
を切れば一気通貫と三色の両天秤ってやつで、嬉しい牌はたくさん!
このような手役絡みがなくてもシャンポン系の浮かせ打ちテンパイ取らずはたまに出てきます。















例えば、こんな手もテンパイを取ると、良形変化がだけになってしまうのでもったいないです。
リーチを打たないのであれば、を切ってマンズの連続形を活用しちゃいましょう。
巡目によってはもう二度とテンパイを取れない可能性もあるので、外すか外さないかはタイミングを見計らいましょう。
だいたい三段目でこの形だったら、テンパイを取ってヤミテンがいいと思います!
闇テンでツモっても嬉しくない手はテンパイ外し! がオキテですよ。
次回は安全牌の選び方講座です。
ベタオリの時も、しっかり一番通る牌を選べるようになりましょう!
それではまた!

(初出「近代麻雀」2018年9月15日号)