麻雀最強戦2019男子プレミアトーナメント観戦記【決勝戦】Mリーガー園田賢も絶叫!役満でも鳴かない大和の「南ポンスルー」事件簿

またも内川が678の三色をテンパイ。

を切って当然のリーチといった。

この時点では3枚、は2枚残っている。

これは流石に内川のツモアガリか!?

…がっ、ダメっ…!

高目のは無情にも内川の手をすり抜けて、下家の大和の元へ…

それでも1人テンパイ、600オールと徐々に点棒を増やす内川。

だがどうにも感触のよろしくない展開ではあった。

そこに風穴を開けたのが蛯原。

リーチのみだが、を一発でツモって1000-2000のアガリ。

ようやくこの日の最高打点が更新された。

しかし裏は乗らず、いまだに点棒は平たい状況。

南2局

南2局は染め手合戦に。蛯原がソーズのホンイツで、

内川がピンズのホンイツという対決になった。

しかし、そこに割って入ったのは岩崎。

と勝負して他家のホンイツをすり抜け、

絶好の待ちでリーチ。

なんと同巡、親の大和も七対子でテンパイ!

、まさに究極の選択だったが…

は河に1枚、はドラ表と河に1枚ずつ。

当然の選択か、手がかかったのはだった。

リーチ・一発・ピンフ・ドラ3。

岩崎が均衡を破る、値千金の12000点を決めた。

この放銃で後がなくなり、大和は次局も放銃に回ってしまう。

三つ巴の展開で、万事休すかと思われた。

しかし、ここで大和に鬼手が!

が重なり小四喜の2シャンテン。

そしてイーシャンテンの岩崎からが打ち出される。

ポンして32000のイーシャンテンだ。

がっ、大和役満イーシャンテンの

をスルー!

なんという打ち手だろうか。

100人中99人が飛びつくはずのを鳴かないなんて。

ポンしてシャンテンを戻すのは彼の流儀に反するのだろうか?

それともここで1鳴きしたら他の役牌が出なくなると考えたのだろうか?

理論上、鳴かないという選択は確かに存在する。

しかし超門前派の麻雀哲学は、常人にはあまりにも理解しがたいものであった。

その間に、岩崎が三色確定のリーチをかける。

供託2本も含めて、これをアガれば決定打だ。

ここまで我慢していた内川もテンパイを入れるが、

を掴んでしまう。

眉間にシワを寄せ、まさに阿修羅のような形相。

守備力はこのメンツの中でも飛び抜けている。

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