みずぐちむが教えてあげる!
つおくなる!麻雀講座【第29回】
みなさん、あけましておめでとうございます!みずぐちむです。
2018年、Mリーグ発足というとっても大きな嬉しいニュースがありましたね。麻雀がもっともっと盛り上がりますように!
今年もみずぐちむ講座をよろしくお願いいたします?
は1枚切れ、はション牌、どっちを切る?
図1 東1局 南家 3巡目
図2
ドラ
第29話 やって来るのは天使の使い? 悪魔のしもべ?
求めてないならいらない
今回は役牌の扱い方についてです。
みなさんの中では、字牌を切る順番やタイミングって決まりがありますか?
中でも役牌って他人に鳴かれてしまうものだから、扱いが難しいですよね。
それではさっそくみずぐちむ流役牌の扱い方のススメ、やっちゃいます!
タンピンになりそうな素敵な図1の手牌、もちろん字牌のどちらかを切りますよね。
が1枚切れ、がション牌だったら、あなたはどちらから切りますか?
これはけっこう人によって分かれると思うのですが、みずぐちむ流は「ション牌から切れ!」です。それはなぜか! 説明していきましょう。
まず、タンヤオにしたいので役牌の重なりは嬉しくないこの手、現状の安全牌候補としてション牌より1枚切れの字牌を持っていたいです。
また、リーチされるよりも役牌を鳴かれた方が、相手の打点が安くなることが多いですよね。
しかも鳴かれるということは2枚持たれているということなので、リーチを受けてから切るより今切っておいた方がいいですよね。
永遠に切らない時は別ですが、切る予定の時はさっさと切っちゃいましょう。
おまけとして他の人が切って鳴かれるよりも、自分から鳴かれた方が自分のツモ番が得になります。
いらない役牌は自分から鳴いてもらってツモ番ゲットだぜ! 作戦、ぜひ使ってみてください。
ギガホシス
お次は図2のこんな形です。
ドラ先ほどと同じくが1枚切れ、がション牌です。
今回はさっきの形より少しゴツゴツしていて、タンヤオではなく、そしてドラドラです。
こんな時みなさんこう思いませんか? 「役牌重ねてぇー!」って。門前だとテンパイが厳しいかもしれないけどドラはいっぱいある時、とにかく役が欲しいですもんね。
ということで、今回のケースは1枚切れの切りでギリギリまでの重なりに期待しましょう。
ところでもしこの手、ドラが1枚もなかったらどっち切りが正解でしょうか?
はい、ション牌の切りが正解です!
ドラがなければ一気にこの手の価値はなくなってしまいます… ション牌を残してそれが重なっても全然鳴きたくないですし、重なってもなんならスルー推奨です。
少しでも安全度の高い牌を残しておきたい! ということで1枚切れを持っていましょう。
次回は役牌の扱い方第二弾です。
書いていたら、思いのほかもっともっと書きたいことがあったので、延長戦させていただきます!(笑)
それではまた!
(初出「近代麻雀」2019年2月号)