さる4月20日(水)、第3回姫ロン杯チャンピオンシップの予選2回戦が開催された。
姫ロン杯チャンピオンシップは、麻雀リオダイヤモンドカップ・麻雀カボオーロラカップ・麻雀ブルエンプレストーナメント・麻雀さんクイーンカップの優勝者・準優勝者、計8名の出場者で行われる大会。
第1回は吉元彩プロ、第2回は田中智紗都プロがそれぞれ優勝した。
それぞれの大会を勝ちあがってきたのは、
足木優・手塚紗掬・米崎奈棋・田中智紗都・柚花ゆうり・上野あいみ・黒沢咲・吉元彩の8名。
それぞれが予選半荘4回を打ち、上位4名が決勝進出となる。
この予選2回戦で、決勝進出となるメンバーが決する。
(予選1回戦の模様はコチラ)
第3回姫ロン杯チャンピオンシップ予選2回戦
A組:手塚・米崎・足木・上野
東1局、親の手塚のリーチは1人テンパイで流局。
同1本場、7巡目に再び手塚の親リーチがかかる。
このリーチに対して、北家の上野がまずをアンカン。しかし15巡目、
ツモ アンカン ドラ自身もテンパイしてしまい、リーチ宣言牌ので7700の放銃となってしまった。
東2局3本場、ドラは。
手塚がトップ目、ラスは上野という並びになったが、実は1回戦との総合でみると現状上野が2着。米崎と足木は当然ながら総合ポイントを意識して打たねばならない。
その米崎が親番で先手をとる。
ドラそして同巡、足木にもテンパイが入る。
ツモ ドラ高目三色のピンフで、追いかけリーチをかける。
そして足木は、この高目のを一発でツモり、 3000・6000のアガリをものにした。
東3局、手塚をまくってトップ目にたった足木。しかし総合ポイントではまだ手塚に4万点弱及ばない。
足木がまず、タンヤオ ドラ2のテンパイを入れる。
チー ドラ一方、手塚は3つ仕掛けてテンパイにこぎつける。
ポン ポン ポンお互いに掴んだら止まらないであろう、対決。
制したのは手塚。をツモアガり、ポイントを積み重ねる。
手塚はさらに南1局、米崎から12000を討ち取ってダントツ状態を築く。こうなると他の3者は危うい。
この後のB組の選手は、A組の結果を見て試合に臨むのことになる。そのため、手塚以外の3人はポイントを下げすぎるとB組から3人勝ち上がりとなることも、十分ありうるのだ。
南2局1本場、総合34.9ポイントと危ない位置にいる上野が仕掛ける。
ポンドラ一方同巡、手塚にチートイツのテンパイが入る。
ドラ待ち牌のはすべて山にいる。
そこへ親の米崎が追いついて、渾身のリーチ!
ドラ最後の親番の米崎は、ここで親番が落ちると絶望的な状況。この三つ巴の闘いに決着をつけたのは…
ツモ ポンドラ上野がをツモアガり、勝ち上がりに望みをつないだ。
そしてオーラス1本場。
イーシャンテンの配牌をもらった上野だが、先にテンパイを入れたのは手塚。
ドラ (の1枚は赤牌)
手塚はヤミテンを選択する。そして次々巡、上野がリーチをかける。
アンカン ドラ同巡、リャンメンに手変わりした手塚がリーチで追いかける。
ドラ (の1枚は赤牌)
しかし上野、手塚にツモ番を回すことなく一発ツモ。ウラドラはないものの、6000オールの加点でほぼ安全圏へと這い上がった。
結果
手塚 38.1(91.5)
米崎 4.7(12.0)
足木 9.3(15.2)
上野 47.9(77.8)
※()内は総合ポイント
B組:田中・吉元・黒沢・柚花
序盤は、探りあいのようなおとなしい展開から入ったB組。場が動いたのは東4局。
親の柚花、あわや緑一色かという配牌から、2つ仕掛けて
ツモ ポン ポン ドラ4000オールのツモアガり。
このアガリで大きく動き出すかと思いきや、A組とは違って膠着状態が続く。
点棒がダンゴ状態で迎えた南2局。
総合ポイントでB組首位の田中が2つ仕掛けて7巡目にテンパイ。
ポン ポン ドラそこへ、親の吉元の高目234三色のリーチがかかる。吉元は1人総合ポイントで水をあけられているため、是が非でも加点したいところ。
ドラ (の1枚は赤牌)
10巡目、田中は無筋のを掴み、現物のに手をかける。
このまま吉元の一人旅かと思われたが、ここで黒沢が待ったをかける。
ドラ (の1枚は赤牌)
一旦はスジの黒で回ったものの、赤を引き戻してのテンパイ復帰。マンガンなら親リーチに勝負しても見合うと踏んでのリーチだ。
そして待ちのは山に3枚、と同じ枚数だ。
そして最初にテンパイを壊した田中が、
ポン ポン ドラなんと、2人のアガリ牌を抑えてテンパイ復活。
そして最後のを黒沢が自らツモり、ウラドラも乗せて3000・6000と大きく加点した。
ツモ ドラ (の1枚は赤牌)
オーラスを迎えてそれぞれの総合ポイントは、
黒沢 64.0
柚花 64.8
田中 55.6
吉元 19.1
現状は黒沢と柚花の勝ち上がりだが、田中がマンガンをツモると柚花が親被りで田中と黒沢が勝ちあがりとなる。5200の直撃ならば放銃者の陥落。吉元は役満のツモアガリが条件となる。
最後の1局勝負、まずテンパイしたのは田中。
ツモ ドラを切って、イッツーと赤引きのピンフのイーシャンテンに戻す選択もあるが、田中は切りダマを選択。
そして少考の末、次巡にツモ切りリーチを敢行。しかし、ツモか直撃のどちらにしても一発かウラが必要というギャンブルリーチだ。
は山に1枚しか残っていないのだが…。
柚花はこのリーチを受けて、テンパイを壊して防御に回る。
そして役満ツモ条件の吉元が、
ドラ(は赤牌)
スーアンコイーシャンテンとなるメンホン・サンアンコーのテンパイ。はまだ山に生きている。
そして17巡目、をツモったのは田中だった。
そして必須のウラドラは…
これも!
これにより厳しい条件をクリアし、勝ち上がったのは田中と黒沢となった。
結果
田中 23.4(63.6)
吉元 12.0(17.1)
黒沢 38.0(62.0)
柚花 26.6(60.8)
予選総合結果
1位:手塚 91.5
2位:上野 77.8
3位:田中 63.6
4位:黒沢62.0
5位:柚花 60.8
6位:吉元 17.1
7位:足木 15.2
8位:米崎 12.0
この結果によって、決勝進出メンバーは
の4名に決定した。
(文中敬称略)
決勝戦は、5月12日(木)19:00より生配信されます。
配信ページはコチラ。
AbemaFRESH!⇒ https://abemafresh.tv/himeron/10023
ニコニコ生放送⇒ http://live.nicovideo.jp/watch/lv259392013
コメントを残す