【目次】
緑一色とは?
緑一色(リューイーソー)は6種類の緑色の牌のみを使って手を揃えると成立する役満です。具体的には、索子の23468と發のみを使って役を作ります。緑一色は条件を覚えやすいですが、出現頻度が比較的低めの役満です。
緑一色は一般的に採用されている役のなかでは唯一、使用する牌の色が条件となっている珍しい役です。また、役満のなかで唯一、役と直接関係する部分をチーすることができる役です(ポンできる役満は少なくない)。
緑一色はアメリカで考案された役で、英語の「All Green」を訳したものが名前の由来です。緑一色=「みどりいっしょく」と役名で条件がわかるので、覚えやすい役と言えるでしょう。条件が使う牌の種類が限定されているので、あまり多くの役満と複合できませんが、一部の役満とは複合が可能です。
緑一色(リューイーソー)が成立する条件
緑一色は、の6種類の緑色の牌のみを使って手を揃えると成立する役満です。清一色(チンイツ)もしくは混一色(ホンイツ)の形になります。門前でなくとも成立し、の部分でならチーも可能です。
緑一色(リューイーソー)
- 緑色の牌のみを使う
- 門前でなくてもOK
緑一色=だけで手を揃える
アガリ
成立する例
緑一色は、6種類の牌のみを使って手を揃えることで成立しますが、6種類すべてを使わなければいけないわけではありません。たとえば以下のような、を使わないチンイツの形でも成立します。
アガリ
不成立となる例
緑一色は、リャンメン形でテンパイした場合などに、高目と安目がある形になることがあります。その場合、3900点になるか32000点になるかという、壮大な打点の差が生まれることもあります。
アガリ
30符3翻3900点
緑一色(リューイーソー)と複合する役満
役満の複合が認められている場合、緑一色は主に以下の役満と複合することができます。
緑一色(リューイーソー)+ 四暗刻(スーアンコウ)
緑一色は、使う牌の種類こそ制限されていますが、形の指定はないので、暗刻を4つ揃えられれば四暗刻(スーアンコウ)と複合します。
アガリ
緑一色(リューイーソー)のまとめ
緑一色は、使う牌の色が条件となっている珍しい役満です。出現頻度はかなり低く、使える牌の種類が少ないことから難易度も高いです。また、鳴いても良いとはいえ鳴くと目立つので、警戒されやすくなってしまいます。
ただ、条件が色であるがためにアガリ形の見た目は非常に美しく、役満のなかでも一定の人気を集めている役という面もあります。
以下の記事で緑一色をはじめ、役ごとの飜数を一覧でまとめています。
麻雀の点数は以下の記事を参考にしてください。早見表にしてまとめています。