麻雀最強戦2019
著名人代表決定戦「技」
生き残らせたいのは
矢野優花か本郷奏多か…
“麻雀の女神”が魅せた贔屓
【A卓】担当記者:渡邉浩史郎 2019年9月1日(日)
“最強”
麻雀を打つものであれば、誰もが一度は手にしたい称号である。
その称号をつかみ取る資格はプロだけにとどまらない。
各界の著名人が名乗りを上げた
「麻雀最強戦2019著名人代表決定戦・技」。
まずは予選A卓出場4選手を見ていただこう。
最強戦おなじみ加藤哲郎!
元プロ野球選手であり、現在はプロ野球解説者、そして麻雀講師としても活躍する最強戦常連選手だ。予選で涙を呑む展開も多かったが、最強戦30周年の節目の年に背番号30番だったこの男が今年こそ優勝を狙う。
今年初出場の矢野優花!
実写版咲では花田煌を演じ、
現在開催中のALL STER Leagueにも出場している麻雀ガール。
暗刻に愛される“暗刻の女神”は最強戦の舞台でほほ笑むことはできるのか。
おなじみ、本郷奏多!
放送対局で様々な名場面を生み出している
“実写版アカギ”は今年も私たちを
ざわ……ざわ……させてくれるのか目が離せない。
そして名優、モト冬樹も
最強戦に久しぶりに帰ってきた!22年ぶりの最強戦の舞台で名俳優はどのように演じ、
我々を魅了させてくれるのだろうか、注目のポイントである。
東1局からいきなり大きく場が動いた。
4巡目の本郷の切ったを加藤がポン。配牌から手成りで進めてソウズに寄ってきたところに出た2枚目の。親の現物でもあるため、七対子をみて守備的に進める選択肢もあると思ったが半荘1回で2人抜けの勝負の東1局、加藤は勝負手を作りに行った。
一向聴(イーシャンテン)の矢野からをチー出来たがここでその矢野からリーチが入る。
下家がソウズ仕掛けとはいえ1副露でこの巡目では降りてくれる可能性も高い。愚形ドラ待ちとはいえ当然のリーチだ。
これを受けた加藤
矢野のツモ切った4枚目のをポン。超積極的な攻撃だ。矢野のリーチは手成りでソウズの下が安全そうに見える以外は打点も待ちも分からない。それならば自己都合を優先といったところだろうか。
が通り、持っているソウズはほぼ全部通りそうになったが無筋をどんどん押していく加藤。ここが勝負どころと見極めたか。
を引いて聴牌。ここは単騎に受けた。待ちは自身がをポン、矢野の河にが1枚、副露メンツにがあるためが1枚のみ。一方の単騎は目に見えて2枚あるうえに矢野のリーチ後に通って本郷、モトが合わせていない牌だ。ベタ降りしている二人が合わせ打ちしてこない以上、矢野の手にない限りは山にいる。
ドラを引き、単騎。ポンで矢野のアガリ牌を食いとった形だ。
そしてそのままツモ。清一色・ドラドラ、跳満で3000/6000の収入だ。予選は2位まで抜けられる最強戦のルール下で、加藤としては最高の結果である。一方の矢野は早速最強戦ベテランによる洗礼を受ける形になってしまった。
東2局はドラのが全員に流れて膠着状態になり、流局。
東3局1本場では