現代のギャンブラー
デイトレーダー
政府の経済浮揚策のアベノミクスが華々しく導入されて、だいぶたちました。
私の店の常連さんにも、株投資をしている方がいて、最近の株価の乱高下に一喜一憂しています。
「でっかいトップ取れたけど、株の損失の1%にもならんわ」
「知らんわ、そんなこと」
NISA(少額投資非課税制)の導入もあって、相場に挑戦する人が増えています。
「アベノミクスは買いだ」
と一時喧伝されましたが、実際には
●政府を信頼して、勝って値上がりを待つ。
という戦略だけで儲かるほど、株などの金融投資は甘くないと思います。
あくまでも、ギャンブルライターとしての見解というか、素人考えですけど。
特に少額投資で儲かる金額など、うまくいってもアルバイトするよりも、少ないんじゃないでしょうか。
それで節税しても、節税金額など、微々たるものだと思います。
もちろん、儲かっている人もいます。
かつての私の店の常連で、たぬカップという麻雀大会(120人6回戦)で、見事優勝したSさんです。
デートレーダーの間では超有名人で、最初は百万円くらいで始めた資産運営が、今では二百億円近くになっているんです。
私はTwitterでフォローしてますが、見事な相場師であり勝負師だと思います。
かつてSさんから、私にインタビューしたいと申込みがありました。
「ギャラはおいくらぐらいでいいんですか?」
「いや、いりませんよ。いつも店に来てもらってるのに」
「でもお金余ってますから」
「え、そうなの?」
つい受け取ってしまいましたが、今思えばあれを受け取らずに、Sさんといっしょに運用してもらったら良かったかも。
妄想ですが、十億円くらいになってるに違いありません。
もうひとつの反省点はこちらから投資の秘訣をインタビューしておけばなあ。
ま、話を聞いたくらいで、天才トレーダーのような、成果を挙げられるワケありませんが。
運よく一時的に儲かって、投資額を増やして結局破産。
てのが目に浮かびます。
さて、Sさんの必勝の読みは、私にはまったくわかりませんが、ギャンブルライターの当て推量を書いてみますね。
基本は日本政府の金(私たちの金)をカモる。
●博打はツラ(連続)目を追え。
●負けてる奴の逆に張れ。
と 古今東西、言われてます。
対人ゲームは、双方ともに自分が得をする選択をし、その能力があるのが基本です。
でも、政府の財政出動(私たちの金)は、アベノミクス失敗回避のための、買い支えがメイン。
それだけで、札束(私たちの…)を咥えてライフルの銃口を覗くカモじゃないですか。
東京の不動産業界は
幻のオリンピック景気
お店の家賃が高いのが悩みのタネで、時どき不動産屋さんと大家さんに、値下げの相談を持ちかけてます。
「山崎さん、今不動産はオリンピック景気に沸いてるので、値下げは難しいですよ」
そう説得されると、素人にはなかなか反論しにくいんですよね。
「そんなバカな」
とは思いつつも。
新築物件が高いのは事実かもしれませんが、私が借りている店は、どれも中古物件です。
しかもバブル経済時代の高い相場で契約しているのもあるし。
新築物件価格が高いのは、好景気など実際の需要増加で、値上がりしているのではないと思います。
アベノミクスによる円安の影響で、輸入資材が高騰が原因の一つ。
さらに、オリンピック特需による建設作業員の不足で、人件費が高騰しているとか。
なのでオリンピックが終われば、価格は下落し、ここ数年で高値買いした人は、損する可能性が大きいんじゃないでしょうか。