③逆にに別の友人は、徹底抗戦して、支払い条件の緩和や一部納税の免除などの要求を呑んでもらった人もいます。
私は現在②に向かって行進しているような不安があります。
おそらく①のパターンがほとんどで、一時的に②に踏み込む人が1割くらい。
③を勝ちとる人はせいぜい3%くらいだそうです。
私の親友のある社長は、税務署の決定が納得できずに、現在「国税不服審判所」(最高裁のようなものらしい)で争ってます。
「納税者が勝てる可能性はゼロに毛が生えたようなもの。実質的には税務署が運営してるので、まあ納税者の不満のガス抜き装置だな」
この社長も私も、借金や税金で苦労してますが、決して
「借金はしないほうがいい。税金は払わないほうがいい」
と主張しているワケではありません。
浪費のための借金は論外ですが、耐久消費財や教育費などは必要だし、商売のための借金ならぜひすべきだと思ってます。
弁当屋でも雀荘でも、自分が好きな商品やサービスをできるだけ多くの人に提供するのが商売です。
そのためには、借金による投資と多くの従業員がいなくてはできません。
西原理恵子さんの周りの、数人の起業家のみなさんは次のように言うそうです。
●たくさん稼いで、多額の納税をして納税証明書を取る。
●それを根拠に銀行から多額の融資を受ける。
●金利以上の収益を出して、最初に戻る。
●自分の好きな仕事を、好きな人たちといっしょにやって、多くの人にサービスや商品を提供する。ハッピー。
2つ目の結論です。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2013年8月15日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/
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