偽装食品だらけでも
安くて美味しけりゃいい
食品の偽装問題が、続々と発覚してますが、あまりにも蔓延しすぎていて、そろそろニュース・バリューは無くなりそうです。
国産のブランド牛だと思って、美味しく食べてたのが、外国産の形成肉だと知って、ガッカリした人もいるでしょう。
美味しかったハズの記憶まで書き換えられるんだから、情報やブランドの力は大きいですね。
かつて私が経営していた弁当店では、フランチャイズ本部が開発した、ロースカツ弁当が大ヒットしました。
私たちは圧着肉と呼んでましたが、形成加工したロースです。
赤身の豚肉の周りに、白い脂身をバランス良く張りつけて、それにパン粉を付けたものです。
脂が剥がれやすいのが難点ですが、コロモを付けることによってある程度防げます。
とても美味しかったです。
この成功に気を良くしたのか、本部は牛ステーキ弁当も開発しました。
これも大ヒット。
硬い肉を専用のスジ切り機で柔らかくし、適度に脂を注入したものです。
おそらく牛肉エキスも注入していたと思います。
注射器のような器具で注入するので、インジェクション肉とも呼ばれます。
ある業者さんは「シャブ肉」って呼んでました。
「安くておいしくなるように、牛の各部位をブレンドして、どこが悪い?」
当時は、法的にも道義的にもほとんど問題になりませんでした。
ファミレスでは、あいかわらずハンバーグ・ステーキが人気ですが、やってることは似たようなもの。
たとえ内臓のようなクズ肉でも、ハンバーグならOKですが、サイコロ・ステーキだと、食品の偽装だと言われてしまうんです。
安くて美味しいハンバーグや、ハンバーガーは、材料費も安くて、業界のドル箱です。
安い食材を上手に加工して、ヒット商品にするんだから、個人的には凄いと思います。
ただし、体に悪い食品添加物はダメです。
子供たちは、ハンバーガーやフレンチフライが大好きですが、添加物や遺伝子組み換え食品が気になります。
「マックのポテトはゴミ箱に何週間放置しても腐らないし、カビも生えない」
食中毒の心配は無さそうですが、カビさえ生きられないような食品を、子供に食べさせるのは考えものです。
毛はえ薬や精力剤は
本当に効くのか?
「製薬会社の臨床データと、政府の経済統計は、あまり信用できない」
私ごとですが、毛はえ薬のリアップが発売された時、何回か使ってみました。
経験者はたいていそうだと思いますが、効いてるんだか効いてないんだか、分かりませんでした。
「効いてる効いてる」
と思いこむことによって、もしかしたら成果が出やすくなるかもしれません。
プラセボ効果で、頭皮の血行を良くなるとかね。
「やめると不安なので、一生使うしかない」
そういう人もいるでしょう。 何百万円も使うかもしれませんが、女性のメイク代だと思えば納得です。
「精力剤のバイアグラは、半分でもすごく効く」
中年の漫画家の東陽片岡さんの、風俗漫画レポートです。
リアップとは、毛細血管の拡張と言う共通点がありますが、これも個人差がありそうですね。
食品の偽装と違って、効果が無いからと言って、返品や返金は難しい。
みずから公にしたくないし、無効だった証明も不可能です。
精力剤はプラセボ効果が、すごく大きそうですし。
「うどんを食べたら、アレルギー反応が出た。自分はうどんアレルギーは無いハズなのに」
調べてみたら、うどんと同じ釜でソバも茹でていた、ということがあったそうです。
逆に、うどんを食べている時はなんでも無かったのに、
「当店はうどんとソバは同じ釜で茹でてます。ソバアレルギーの方はご注意ください」
ポスターを見たとたんに、症状が出たとう報告もあります。