親の倍満炸裂! 6万点超えの大トップで堀慎吾が今シーズン初勝利【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 10/10 第2試合(麻雀LIVEチャンネル)】担当記者 ヤマサンブラック

親の倍満炸裂!
6万点超えの大トップで
堀慎吾が今シーズン初勝利

文・ヤマサンブラック【金曜担当ライター】2025年10月10日

10月10日。
かつては「体育の日」とされていたが、現在は10月の第2月曜日が「スポーツの日」と定められている。

いまや麻雀も、頭脳スポーツと呼ぶにふさわしい競技となった。
企業と契約を結んだ選手たちがユニフォームをまとい、リーグ戦でしのぎを削る──そんな時代が訪れるとは、私は夢にも思っていなかった。

さて、Mリーグ2025-26、10日の麻雀LIVEチャンネル第2試合は、こちらの4選手で行われた。

第2試合

東家:三浦智博EARTH JETS
南家:中田花奈BEAST X
西家:堀慎吾KADOKAWAサクラナイツ
北家:内川幸太郎EX風林火山

試合は、開幕から高打点の応酬となった。
まずは東1局


10巡目、【9マン】を暗槓している親の三浦が【2ソウ】を引きテンパイ。

【1マン】を切り【3マン】【7マン】待ちのシャンポンリーチを打つ。


しかし、トイツの【4ソウ】が新ドラとなった堀も、満貫のイーシャンテンだ。
内川が三浦の現物である【8ピン】を切ると堀はすかさずポン、【5ソウ】を勝負した。

【4ピン】【7ピン】待ちのタンヤオ赤ドラドラ、満貫のテンパイだ。
この【4ピン】【7ピン】が薄く、残りは2枚。リーチの三浦は残り3枚。


そこへ中田が【4ピン】を吸収しつつ、【4マン】をポンしてカン【5ピン】待ちのテンパイで追いついた。

ドラの【7ソウ】をポンしている中田も満貫の手だが、【5ピン】はすべて他家の手の内にあり純カラである。
堀の待ちは残り1枚の【7ピン】

その【7ピン】を三浦が掴んで放銃。

堀は8000点にリーチ棒の1000点を合わせて、9000点の加点となった。

序盤から大きなアガリを得た堀だが、そこへ内川が待ったをかける。

東2局

ドラの【9ソウ】を暗刻で持つ内川が、7巡目に2枚見えのペン【7ピン】をズバッと引き入れ先制リーチ。

【5マン】【8マン】待ちのリーチドラ3、満貫確定の手だ。


宣言牌の【4マン】を三浦がチーするが、次巡内川が【8マン】でツモアガリ。

裏ドラは乗らなかったものの、リーチツモドラ3で2000・4000の満貫。このアガリで内川がトップ目に立つ。
堀と内川、二人のマッチレースになっていくのか?

東3局

親番の堀が妙手を見せる。
15巡目、2枚見えの【8ピン】単騎で仮テンを取っていた堀が、【4ソウ】をツモ切りリーチを打つ。

巡目が深く、これ以上の手変わりは厳しいと見たのだろう。
堀の河には6【7ピン】と並び、場には【7ピン】が3枚見えている。出やすい待ちと言っていいが、【8ピン】は残り1枚だ。

直後、南家の内川も追いついた。

【4ピン】を切り、【2マン】【5マン】待ちのピンフイーペーコーで追いかけリーチを打つ。
内川の待ちも残り1枚。激熱のめくり合いだ。

――めくり合いを制したのは、堀だった。


2巡後に唯一のアガリ牌、最後の【8ピン】をツモ。

裏ドラは乗らなかったが、リーチツモ赤で2000オール。さらに内川のリーチ棒も加わり、再び堀がトップ目に立つ。

東3局1本場

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