意地と意地のぶつかり合い──その裏では、三浦智博・夢の続きを見せるための一打──【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 1/9 第2試合(麻雀チャンネル)】担当記者 小林正和

意地と意地のぶつかり合い
──その裏では、三浦智博
夢の続きを見せるための一打──

文・小林正和【金曜担当ライター】2026年1月9日

瀬戸熊直樹多井隆晴

時には同じ団体に籍を置き、今は別の看板を背負いながら、お互い「ライバル」と見られてきた存在だ。Mリーグ発足時から、支えてきた二人でもある。

今宵もまた、その関係性を証明する一戦であった。

一方で、その偉大な先輩たちの背中を追い、憧れてこの世界へ飛び込んだのが

三浦智博だ。

己の力で掴み取った夢舞台。だが一年目は、ここまで非常に苦しいシーズンとなっている。

そして今夜も。

その試練は、まるで強靭な鎖で繋がって続いたかのような、そんな展開だった。

それでも心は折れない。
最後に見せた意地の意志。

そんな一つの物語である──。

第2試合

東家:瀬戸熊直樹TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:鈴木大介BEAST X
西家:三浦智博EARTH JETS
北家:多井隆晴渋谷ABEMAS

8シーズン目となると、瀬戸熊(15勝)と多井(12勝)の直接対決は28戦目を迎えていた。

先に主導権を握ったのは

多井隆晴

東1局

ドラの【6ソウ】を切って先制リーチ【5ソウ】【8ソウ】待ち。

これに飛び込んだのが

親番の瀬戸熊だった。

まだまだ手形は整ってはいなかったが、ここは負けられない。

ライバルからのリーチというのも、少しだけ引けない理由になったのだろうか。ノータイムで【8ソウ】を押していくも

リーチ・タンヤオ・ドラ
5,200

少し手痛い失点となる。しかし、ファイティングポーズを見せつけるように、まずは「入り」を重んじる「らしい」放銃に映った。

この局のターニングポイントはここ。


多井が2巡目に【4ソウ】をツモった瞬間だ。

ほのかに567の三色が見える。ツモ切りでもおかしくない牌だったが

【1ソウ】に手を掛けた。

こうすることで【3ソウ】【4ソウ】引きはもちろん、【5ピン】【8ソウ】なども、三色が崩れた場合の打点の保険である「タンヤオ」の受け入れ牌として残る。

次巡、この【4ソウ】により手牌はグレードアップして返ってきていた。まさに麻雀でいう「柔らかさ」である。

今度は

瀬戸熊のターン。

そっちが「柔」でくるなら、こっちは「剛」で迎え撃つ!

南1局

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀シリーズ 新刊情報/