全員集合、
思惑絡み合うオーラスで
託された男・長村大が
勝敗を決した一色手
【B卓】担当記者:東川亮 2021年4月10日(土)
「男子プロ一撃必殺」B卓のメンバーには当初、馬場裕一が名を連ねていた。
【ご報告】
私、馬場裕一は、2月頭から癌と闘っております。
外来による化学療法に変えてまで最強戦へ出場したかったのですが、夢叶わずでした😢これまでご迷惑をおかけした仕事関係の皆様、病状を隠していて申し訳ありません💦
心が挫けそうになるけど、負けない負けない負けない…
明日も闘う!— バビィ (@biglipbabby) April 6, 2021
体調悪化で4月10日の最強戦を辞退させていただきます。
まことに申し訳ありません💦最強戦の決勝で優勝を争った長村大さんが再びプロに復帰されたと聞き、代わりに彼の出場は可能かと実行委員会にお伺いたてました。
どうか皆様のご理解と長村プロへの応援を心よりお願い申し上げます。#最強戦2021— バビィ (@biglipbabby) April 2, 2021
しかし、がん闘病による出場辞退を報告。
まだまだご活躍を期待したい人物である。
対局の合間のコーナーで電話出演した際には元気な声を聞かせてくれ、食欲も旺盛な様子。
一日も早く回復し、また元気に麻雀やトークで我々を楽しませてくれることを、麻雀ファンの一人として願っている。
馬場からのメンバー変更があり、B卓の対局者は以下の4名となった。
長村大。
馬場が自身の代役として指名した、第11期最強位。
長らく表舞台から姿を消していたが2019年の麻雀最強戦で久しぶりに放送対局に登場、今年4月には日本プロ麻雀連盟への入会を発表し、再びプロ雀士としての歩みをスタートさせた。
馬場への思いを背負いながら、プロ雀士・長村大の復活を懸けた対局に臨む。
Mリーグ2020・レギュラーシーズンでは獅子奮迅の活躍でKADOKAWAサクラナイツを力強く牽引。
個人ランキング2位の好成績で、エースの重責を果たした。
翌週から始まるセミファイナルに向けて、ここで勝ってチームに朗報をもたらすと共に、さらなる弾みをつけたい。
前田直哉。
最強位や自団体の最高タイトル・鳳凰位の獲得経験を持つ、日本プロ麻雀連盟のトップ雀士の一人だ。
昨年は「鉄壁のディフェンスマスター決戦」を制してファイナルに進出。
今年は自身の異名「大陸間弾道ミサイル打法」さながらの一撃を決め、2年連続のファイナルチケットを狙う。
森山茂和。
日本プロ麻雀連盟の会長として、長らく麻雀界を実務面で引っ張ってきた人物だ。
もちろん打ち手としては一流で、かつては最強位も獲得している。
昨年は解説時の発言が物議を醸し、この日の試合前は金本晃実行委員長に苦言を呈されたが、持ち前の豪腕で雑音を封じられるか。
東4局。