熱論!Mリーグ【Mon】
あなたなら押す?押さない?
試合の結果を左右する
Mリーガー押し引きetc.
判断6場面
文・ゆうせー【月曜担当ライター】2020年2月3日
2月3日(月)の第1戦目はプレミアムナイトにふさわしい、手に汗握るスレスレの押し引きが明暗を分けた試合だった。
この記事ではその中でも6つの場面を厳選し、Mリーガーの押し引きや鳴き判断、リーチ判断を紹介したいと思う。
クイズ形式になっているので、ぜひ「自分ならどうするだろう?」と考えながら、読んでいただけると非常にありがたい。
1戦目開始時点でのチームポイントは、
このようになっている。
1戦目
東家 魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家 石橋伸洋(U-NEXT Pirates)
実況 小林未沙
解説 土田浩翔
①南1局 石橋の押し引き
魚谷が、7巡目にポン。9巡目にはを加カン。さらに寿人が11巡目にをポン。
を持ってきた石橋。自身はを鳴いている。
盤面はこのようになっている。
(明るい牌が手出しの牌、やや薄暗くなっている牌がツモ切りの牌です。)
さて、あなたならどうする?
①切りプッシュ
②を切って回る
③切りテンパイ取り
石橋の選択は…
③打テンパイ取り!
もう一度盤面を見てみよう。
は魚谷にも寿人にも通っていない、かなりの危険牌だ。石橋の2000点の手で勝負するのは心もとない。
を切ってまわった場合には、残り巡目も少ないうえ、石橋が鳴きたいを寿人が切ってくれる可能性が低いため、テンパイをとり直せるかが怪しくなってしまう。
ここは石橋、を切ってテンパイをとり、が出たら、もしくはを引いたならそのままアガリ。を引いたらを切ってテンパイをキープしながら受ける。という作戦に出た。
このとき、
なんと寿人は待ち。
(問題の場面での全員の手牌と河)
見事な石橋のビタ止めであった。
この局石橋は、マンズを引いてさらにまわり、最終的に、
魚谷との二人テンパイに持ち込む。を切っていれば3900の放銃になっていた局を、1500点の収入にした価値は大きい。
②南1局2本場 魚谷の押し引き
南1局0本場を流局テンパイでつないだ魚谷。続く1本場で4100オールのツモアガリを決め、一躍トップ目にまでかけあがる。
そして南1局2本番、