麻雀に性別は関係ない
ゲイ雀士として、
麻雀界に足跡を残す
EX風林火山ドラフト会議
指名選手オーディション
【今井伸吾インタビュー】
今井伸吾(最高位戦日本プロ麻雀協会)
Twitter:https://twitter.com/shin5chang
-今回のオーディションに参加するにあたっての思いからお聞かせください。
私は今44歳で、年齢的に先が短く、やれることが少なくなってきています。また、将来的には私と同じセクシャリティでもっとすごい人が出てくるかもしれませんが、その前にやれることはやろうと思い、参加しました。結果はどうであれ、麻雀界にいさせてもらう中で挑戦し、今井伸吾というプロ雀士がいたことをみなさんに覚えていただければそれでいい、という形です。
-このオーディションについては、どのように捉えられていますか。
就職活動の一つ、みたいな感じです。そこで落ちることは過去にも経験がありますし、もしMリーガーになったとしても、劇的に自分の人生が変わるとは全く思っていません。まずは自分の、やれるだけのことをやろう、という感じです。
-今井プロはゲイであることを公表されており、先日は近代麻雀でも記事になって、より多くの目に触れることになりました。オーディションで勝っていけば、さらに注目されることになります。
まず、麻雀に関しては、男か女かについては考えていません。もしかしたら、麻雀を打っているときは男らしいかもしれませんね(笑)。私のセクシャリティは、プロ雀士として麻雀を打つところについてくる、背の高さなどの個性の一つだと思っています。ただ、このオーディションでも上に行くほど注目されるでしょうし、そういう場に行くのであれば、着こなしや髪型などの身だしなみについてはセクシャリティなりに気を付けていこうと思っています。それにしても、こんなに注目されるとは思っていなかったので、ちょっとドキドキはしています(笑)。
-このオーディションへの意気込みについては。
私のことを見てくれている人は絶対にいますし、そういう人たちに支えられてここまで来ているので、期待に応えたい気持ちはあります。一番は自分のためですけど、同じようにみなさんのために頑張っていけたらと思っています。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。