勝った人には、
オーディションの価値を
高める活躍をしてほしい
EX風林火山ドラフト会議
指名選手オーディション
【解説・藤島健二郎インタビュー】
藤島健二郎(日本プロ麻雀連盟)
Twitter:https://twitter.com/f_kenjirou
-藤島プロが今回のオーディションに参加しなかったのはどのような理由があったのでしょうか。
自身のプロ活動の中で、今はMリーグではなく日本プロ麻雀連盟の中でできることをやるべき、という判断がありました。今私は連盟のA2リーグにいて、トップリーグにいられない自分にMリーグに挑戦する資格があるのかと自問自答した結果、今回は見送らせていただいた、という形です。連盟内部の仕事も含めてプレーヤーとして以外でやるべきことも多いのも、理由の一つですね。もちろんMリーガーになりたい気持ちはありますし、将来的に自分がMリーガーになっている姿を想像することもありますが。
-オーディションをやると聞いたときは、どういう印象を持たれましたか。
面白い試みだなと思いました。ただ、盛り上がりの部分や、ちゃんと選考する試合として成立するのか、という不安はありました。今回は麻雀プロとしての構えや総合力が問われているとは思いますが、勝った人はそのときの運気、力が発揮できた人であるはずなので、勝者をたたえて来季のMリーグを見守るつもりです。
-勝った人にはこういう活躍をしてほしい、という思いはありますか。
いろいろな方の意気込みを聞いている限り、Mリーガーになろうという部分が強すぎて、なった後のことを発信している人が少ないというイメージはあります。ここで勝ち上がった人は、Mリーグでも上位になってほしいと思いますし、この規模でオーディションをやっている以上、その人が残りの168名を背負うと言うと言い過ぎかもしれないですけど、そういう使命はあると思います。他のMリーガーと遜色のない活躍をしてくれればオーディションの価値も上がってくると思いますし、他のチームからもこういう企画が出てくるかもしれません。そういうところまで考えて試合に来てもらえたら、というのは業界人として思います。
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さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。