【セガサミーフェニックス】Mリーグ2022-23 シーズン終了後囲み取材

セガサミーフェニックス

レギュラーシーズン ▲574.4pt 8位 

(左から)
東城りお 魚谷侑未 茅森早香 近藤誠一 吉野慎一監督

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魚谷侑未 ▲355.2pt 32位/32人

「まずは、自分の成績でチームの成績をかなり引っ張ってしまったので、申し訳なかったと思います。前半・中盤に関してはなかなか浮上のきっかけがなく、自分の中ではやれることは精いっぱいやったつもりではあったのですが、後から思うともう少しできたことはあったと思います。おそらく今シーズンをプラスにするのは難しかったと思いますが、マイナスをあと100から150減らすことはできたと思うので、それを積み重ねていけば、何か変わることがあったかもしれません。それが悔やまれる部分です。

後半に自分の中で一度、浮上のきっかけになりそうな日がありました。それが四暗刻単騎に放銃してしまった日です。そこまでは自分が大きなトップ目に立つ展開が一度もなかったのですが、あの日だけは49000点くらいのトップ目で、今日こそはというときに四暗刻単騎に放銃してしまって、転落してしまいました。あの日が私の中でターニングポイントになったというか、難しかったかもしれませんけど、もう少し違う選択だったり、もう少し違う挑み方をしていたらまた結果も変わっていたかもしれません。自分自身としては、自分のポイントを減らしてしまったせいで、みんなにもさらに負担を大きくしてしまった、すごく心が痛い、こういう状況の中で戦うのはメンタル的に結構来るものだと分かった1年でした。

ただ、シーズン中には自分が負けていてつらいとかを出さないようには、自分の中ではできたと思います。来シーズンはきちんと貢献ができる1年にしたいと思います」

近藤誠一 ▲195.9pt 28位/32人

「チームの雰囲気自体は、変わらず良かったと思います。監督もいつも盛り上げてくれますし、もともと各選手の持ち味というか、あまり動じないところが良いほうに働いていたと思います。確かにチームポイントがずっと苦しく、個人でも特に前半はかなり自分が厳しい状況で、それがチームポイントを押し下げて苦しい状況につながっていったと見ています。いいときはどこかでターニングポイントがあって急浮上することもある、良くも悪くも波の激しいチームだと思っていますけど、残念ながら今シーズンはそこがうまくいきませんでした。最終的なチームポイント自体は、終盤になれば6位を目指して打っているわけですから、かなり無理した結果ある意味余分に失点した部分もあるので、そこ自体は特に気にするところではないと思いますけど、結果としてレギュラーシーズンを突破できなかったという事実を踏まえて、またこれから頑張りたい、というところです」

茅森早香 ▲186.3pt 27位/32人

「前半のほうで9万点トップを取って、中盤だとプラス域とマイナス域を行ったり来たりしている感じで、その辺でプラスできていれば調子が上がっていったかなと思います。後半はチーム状況もあり、レギュラーシーズンを突破するのに条件を満たそうと思って打って、さらに下にいってしまったところがありました。それが少し悔しかったです。条件的に、最後は無理をしないといけない感じでした」

東城りお 163.0pt 9位/32人

「自分の調子が上がっている途中で体調不良になってしまって試合に出られず、チームが浮上するきっかけを作れたような気がするのに自分がこけたせいで微妙な空気になってしまった感じがあります。自分だけの責任というか、おこがましい感じの発言になってしまいますが、いいきっかけ作りができそうなのにできなかったのが、少し悔やまれるシーズンでした。

成績については、ぜいたくを言うともう少しいけるところまで行きたかったです。4連勝して、他の選手がまだ到達できなかった5連勝を目指せるチャンスがあったのですが、それができませんでした。ポイントをめちゃくちゃプラスできてうれしいのですが、勝てるときに勝たないと、麻雀は結果的に終息して、私が負けるときもくると思います。勝てるときにもう少し勝っておきたかった、という感じです」

吉野慎一監督

「フェニックスは昨シーズン2位ということで、優勝を目標に掲げてスタートしたのですが、常にボーダーを目指すような局面展開が続き、例年よりもボーダーが上がっていくような展開で、ピーク時はプラスマイナス0くらいまでいかないと6位以内に入るのが厳しいというところから、最終的にはマイナス110くらいをめどに、マイナス200程度をキープしつつ終盤でラストスパートをかけるイメージを持っていました。そこのラストスパート、残り1、2ヵ月くらいで、勝負に行ったところでいい結果が出ず、最後はトップラス条件という選手にも酷なことを監督として課してしまった結果、あまりいい結果が出ませんでした。非常に反省の多い1年だったと思っています。

ただ、フェニックスの麻雀は結果ももちろん重要ですが、非常に厳しい中でも最後まで諦めず、常に最善を求めて感動を届けるということを目標にやっております。その面では、非常に苦しい中でも各選手に頑張っていただいたと思っていますので、本当に感謝をしたいと思います。また、必死にもがいて何とか勝利をつかもうとする選手を最後まで温かく応援してくださったファンのみなさまには、本当に頭が下がるばかりです。必ずそういったファンの思いに応えるべく、来シーズンに向けて決意を新たにしたいと思っています」

──セガサミーフェニックスは有人のファンイベントをたくさん開催されていました。ファンとの関わりについて、お聞かせください。

魚谷侑未

「ファンイベントをやれたのは、今シーズンがすごく久しぶりでした。それまではコロナ禍の影響で、なかなかオフラインでみなさんで集まってという機会がなかったので、オフラインでやる機会がほしい、という意見はグループの中でも話していて、今シーズン実現できました。やはりファンの方との交流や、ファンの方の熱を感じることによって私たちのパワーになりますし、ファンの方が喜んでくれたことが目に見えて分かるのはとてもうれしい、応援してくれる方々がこんなにいると分かるのは、選手にとっても励みになります。私の一存でどうにかなることではないのですが、今後もぜひ続けていってほしいと思っている、いいイベントだと思っています」

吉野監督

「直接選手とファンが触れ合う中で、特にファンの方は非常に喜ばしいシーンが多いと思いますけど、選手も本当にかなりの勇気をもらっていますし、こんなに喜んでくれるファンがいるのだと実感する貴重な場だと思っています。来シーズンも引き続き、そういった場を設けていきたいと思っています」

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