攻め続ける菅原千瑛と
迎え撃った3者の選択
文・江崎しんのすけ【月曜担当ライター】2025年3月17日

第2試合
東家:菅原千瑛(BEAST X)
南家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
西家:浅井堂岐(セガサミーフェニックス)
北家:二階堂亜樹(EX風林火山)
残り試合がわずかになり、後がなくなったビーストだが、2戦目に登板した菅原は痛恨のラスとなった。
#菅原千瑛 選手おかえりなさい!🐺
レギュラーシーズン残り6戦、チームのため、そして狼援してくださる皆さんのために最後まで全力を尽くします🔥
本日の対局の模様は3/23(日)の #BEASTROAD で振り返ります📺📱#Mリーグ #BEASTX #ビーストテン #清純派黒魔術師 #反撃の狼煙 #BS10 pic.twitter.com/r1aQOHM6GP— BEAST X(TEN)🐺 (@BEAST_X_TEN) March 17, 2025
麻雀はどうして、追い込まれている人のアガリ牌は山に深く、他家の当たり牌ばかり集まってしまうのか。

アガリは東1局の2,900点のみで、この日かけた4回のリーチは全て不発に終わった。
打点作りに定評のある菅原の勝負リーチが、どれか1つでも決まっていれば展開は変わっていたかもしれない。
しかし、そんな菅原の気迫が籠った麻雀を跳ねのけるくらい、他家3人の技が光る1戦だった。
東2局、ほぼ原点の菅原。

現状ドラが無い愚形残りの手。
チャンタや123の三色をみつつ、字牌を残して守備的に進行する。
12巡目、親番の園田からリーチが飛んでくる。

ノベタンの待ち。赤2で打点充分。
リーチを受けた時点でリャンシャンテンだった菅原。
同巡に堂岐が切ったを合わせる。

次巡、薄かったを引き同巡に切られた
を合わせる。

そして次巡、すんなりとを引きテンパイ。
現物になっているを切ってリーチをかける。

北が自風なので、でアガれば2,600点スタートだ。
その直後

テンパイしていた堂岐が一発でを掴む。
堂岐はのみの1,300点で、待ちはカン
。
強気に攻められる打点・待ちではないが、このはリーチに対してかなり通りそうに見える。

まず園田の親リーチには通っている。
菅原のリーチだが、のトイツ落としが入ったリーチなので、
の単騎待ちが出てくることは無い。