不惑の前チャンプ石井一馬、
最高位戦の競演を制す
文・カイエ【火曜担当ライター】2026年2月24日
Mリーグは例年5月に幕を閉じるので、年末や年度末に1年の麻雀界を振り返るというタイミングからは、少しズレる面がある。あるいはレギュラ-シーズン終了の3月下旬の段階で、いったん今期のMリーグについて回顧がなされるかもしれない。
そのタイミングを待たずに今期の麻雀関連のニュースを総括すると、最大のトピックのひとつとして「移籍」が挙げられることだろう。
堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)の日本プロ麻雀協会→日本プロ麻雀連盟への移籍は、界隈に特大のインパクトを与えた。その「二番煎じ」的に受け取られ、やはり渋はいじられ属性が強いと思わせたのが、むろん渋川難波の最高位戦日本プロ麻雀協会への移籍である。
渋川難波選手 入会のお知らせhttps://t.co/JZuWTQ4Ams pic.twitter.com/CWI4y9M7rJ
— 最高位戦日本プロ麻雀協会 (@saikouisen) January 14, 2026
1年前には、サクラの迷コンビ「ほりしぶ」が、同じ所属団体でなくなるとは誰一人予想できなかっただろう。協会からの、知名度の高い選手の流出が常に話題になってしまった感はあるが、環境を変えて新たなチャレンジに挑むプロとしての心意気を否定するファンはいない。Mリーグニュースというわけではないものの、まもなく始まる各団体の最高峰タイトルを巡るリーグ戦からもますます目が離せない。
第2試合
東家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
南家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
西家:石井一馬(EARTH JETS)
北家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
実況:小林未沙
解説:河野直也
冒頭、いささか時期外れの渋川移籍の話題から入ったのは、今回のこのメンツだからである。
最高位戦所属選手、揃い踏み。
しかも、最高位を失冠したばかりの石井一馬。
A1で好成績を誇りながらA2へと降級の憂き目に遭った醍醐大。
そして来期から遂にA1初挑戦となる日向藍子。
そこに、プロ歴では日向と同期ではあるものの、最高位戦歴からはド新人のA2渋川難波が対峙する。
加えて、解説の河野直也はA2の番人とも称され、実況である小林未沙も、かつては最高位戦に所属していた元プロ。
最高位戦独占のこの競演、天の配剤に、試合前から視聴者は沸いた。
東1局
西家の石井一馬がドラの
をポンし、早くも場に緊張が走る。
それを受ける親の日向も良い形。
を切ればリャンメン&リャンカンのイーシャンテンにとれるが、
柔らかく打
。
こうしておくことで
–
のリャンメン受けも残しつつ
–
や
–
引きでの雀頭変化も見込め、最終形で良形が残りやすい。
次巡、リャンメン&リャンメンのイーシャンテンとなる
を切ると、
一馬がポン。
満貫のテンパイも
–
はフリテンだ。
さらに次巡、日向テンパイ即リーチ。
から切って鳴かれた後の
–
よりも、
を鳴かれた後の
の方が安全度は高い。
日向の手順も繊細なら、解説の河野直也が1巡前の選択をここで丁寧に回収し、打牌までに言語化を間に合わせる「手順」もまた、繊細。
渋川も喰いタンで追いついている。
だが、ここで危険牌の
を持ってくる。
はもちろん
も、親のリーチにもドラポンにも全く通っていない。ソーズは厳しい。解説も「全然無理」「いかないでしょ?」とピンズ落としを示唆。というか、もはや卓外から使嗾する。
深夜の検討配信。
一馬への
の危険度は
切りと
手出しからそれほど高くないと見積もった。
特にこの
切りには大いに違和感があり、
を引いてのスライドがまず考えられるが、その場合、逆再生すると![]()
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から
を鳴いて
切り。すると2巡目に
が切られているのがおかしい。
あるいは![]()
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の形から
をポンしてカン
。そこに
をツモって打
でカンチャン待ちからの変化。これにしても![]()
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の
だけをなぜ引っ張っていたかが、不自然。
よって結論は「よく分からない」。















