12連続失点の先の罠。
下石戟が止めたのは
と、
そして”最悪の未来”
文・渡邉浩史郎【月曜担当ライター】2026年5月4日
第2試合
東家:下石戟(BEAST X)
南家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
西家:萩原聖人(TEAM RAIDEN / 雷電)
北家:内川幸太郎(EX風林火山)
いつだって悪夢は何の予兆もなくやってくる。
この日、”それ”はレギュラーシーズン個人MVP:下石に訪れた。
東1局親番、誰が打っても文句なしの三面張高め三色リーチ。
枚数自体にそこまで大きな差こそなかったものの、「嘘だろ、これ負けるか」と言いたくなるような滝沢のカン
ツモアガリで満貫の親被りから悲劇は始まった。
次局も親の滝沢が4000オール。
での放銃こそ回避したものの……
【東2局1本場】、滝沢の畳みかけるような高目ハネ満の立直。
宣言牌ダイレクトの
で時間を稼いだ下石だったが、ここにきて安全牌に詰まる。
二枚切れる牌で、牌理的に愚形が出てきにくい牌を選ぶ。
そんな至極当然の理由で選ばれた
。
わずか三局で下石が海の底に沈んでいく。
しかし事態はそれだけにとどまらない。
BEASTカラーの折れ線グラフを見てもらえばわかる通り、なんとここから下石は加点なしどころか12局連続での失点となってしまう。
Mリーグでは13局連続失点となるとワーストレコードとなる。
レコードがどうだという話より、この短期決戦のファイナルにおいてそもそもこの失点が到底許せるものではない。
BEASTの初めての決勝。その逢魔が時。運命の13局目。
下石は慌てない。
トイツのこの手をまっすぐ進めてまずは一和了り、ではなくペンチャン落としでホンイツと良形の二つを睨んで進行していく。
7巡で見据えた通りのどっちも狙えるイーシャンテンまでたどり着いた。
しかしここでも試練は止まらない。
親番の萩原が赤含みで
のリャンメンチーから発進。カン
の5800聴牌をすると……
その聴牌打牌、
に内川がドラを含んだカンチャンでチー。
萩原に通っていない
を切っていく。
一瞬で沸騰する場。下石が持ってきたのは
。
少考した下石だったが、ここは
をツモ切っていく。
前巡の滝沢の
に声がかかっていないが、
絡みの愚形が少し怖いところ。
これはしばらくは自分の手牌都合で押すという意思表示に思われたが……
次巡、
を引いてノータイムで
と入れかえ。
先ほどの
と何の意味合いが違うというのか。













