恋しちゃったんだ、たぶん…常に恋する男・仲林のときめきメモリアル・前編【仲林圭のゲスコラム】VOL.12

恋しちゃったんだ、たぶん…
常に恋する男・仲林の
ときめきメモリアル・前編

【仲林圭のゲスコラム】

VOL.12

こんばんわ、本日もコラムの時間がやって来た。FF7Rをクリアしてしまった仲林は途方に暮れている。ハードモードを初めてみたものの、めちゃくちゃ難しかったので、すぐにコントローラーを投げ捨てた。アイテム使えないとか無理ゲーすぎる。とりあえず、明日あたりペルソナ5を買ってきて始めてみようと思う。結構評判がいいので楽しみにしている。

ちなみに昨日、ご飯を食べに駅の近くを歩いていたら、吉田光太さんとすれ違った。ティッシュを買い込んでる光太さんもイケメンだった。仲林の家と光太さんの家まで歩いて3分ぐらいなのだ。たまたま引っ越した先が光太さんの家の近くだったのだ。光太さんが好きだから近くに住んだわけではないので、誤解しないでほしい。

さて、また昔話に戻っていこう。とある日、仲林が仕事が終わり、家に帰り寝ていた。12時間働いた後だったので、缶ビール350mlを飲んだ後にはすぐ眠りについていた。起きると、21時手前、ハンガーラックが倒れていた。なんで倒れているのかには疑問を持たず、仲林はシャワーを浴び、仕事に出かけた。

当時、大久保に住んでいた仲林は新大久保の駅に向かった。駅に着くと、人で溢れかえっていた。これは電車が止まっている、さすが勘の鋭い仲林だ、すぐ気づき、遅刻することを伝えるべく光太さんに電話をした。

「すみません、電車が止まってるので、遅刻するかもしれません」

そう光太さんに伝えると、思わぬ返事が返ってきた。

「それどころではない、今は、日本の一大事だぞ」

何が何だか理解はできていなかったが、さすが吉田、セリフがいちいちかっこいい。実はその日はあの大地震の日だった。仲林は寝ていたため全く起きなかったのだ。あの地震で起きなかったとか、頭がいかれてると言われたが、私は頭がいかれているので、そんなことは気にしなかった。ハンガーラックが倒れていたことも納得がいった。

とりあえず、家で待機しろと言う光太さんの指示に従い家に帰った。当時、同じアパートには日本プロ麻雀協会の小川プロや三木プロ、鈴木啓祐プロなどが隣同士の部屋に住んでいた。家に帰ってきても、全員昼の仕事だったため、仲林は一人で家で過ごしていた。そんな中、仲林の携帯が何度も鳴った。新宿駅で途方に暮れている数人の友達から、今から家に行ってもいいかと言う相談だった。基本寂しがりやの仲林は彼らを招き入れることにした。

次の日は日本オープンの本戦初日だった。開催するのかどうかもわからない状況であったため、会場まで歩いていける仲林の家に何人かのプロが集まってきた。何時間かたわいもない話をした後、再度眠りについた。

日本オープンは開催されたものの、参加者は半分程度になってしまっていた。電車もほとんど動かない状況だったため、しょうがないことだった。ちなみに仲林はあっさり敗退をし、すぐに家に帰ったことを覚えている。

そんな時期に仲林は恋をしていた。当時協会に所属をしていた、とある女流プロに恋をしていた。まるでアナウンサーのような綺麗な顔立ちに、華奢な体をしていた可愛らしい女の子だった。まりちゃんと言う仮名で進めていこうと思う。残念ながら高宮まりプロほどの爆乳を持っているわけではなかったが、顔立ちは高宮プロに負けず劣らず、美人ではあった。ちなみに堀慎吾さんの同期で、仲林と同い年であった。

どうにか彼女と連絡を取れないか考え、はこパラというSNSで彼女にDMを送った。麻雀界のミクシーと思っていただければわかりやすいだろう。昔はここで告知などをしていた女流プロが多かった。今ではもう閉鎖してしまっている。

一日間が空き、彼女から返信が来た。それから何度かやり取りをし、2人で食事に行くところまでこぎつけた。彼女は会社員として生計を立てていたため、平日の夜に2人で飲みに行く約束をした。

仲林は恋に落ちていたのだ。なんかこのコラムを読んでいる人は、おい仲林、お前いつも恋に落ちてんなって思われるかもしれないが、その通りだ。

ついに食事会の日になった。仲林は一張羅の服を着て、当時光太さんに憧れて買ったブーツを履き、予約をしたお店に向かった。

お店に着くとまりちゃんはまだお店にはついていなかった。仲林は手前の席に座り、彼女を待った。世の男性諸君、必ず女性と食事に行くときは女性を奥に座らせるようにした方が良い。意外とそういうところも女性はみている。気がきく男を演じる仲林だ。モテないわけがない。冗談だ。

何分かして彼女がお店に来た。彼女を奥に座らせる。やはりとんでもなく可愛い。

そこから、色々と話をして行った。麻雀を覚えたきっかけや、なんでプロになったのか、どんな趣味があるのかなど、色々とヒアリングを続けた。もちろん、彼氏がいるのかどうかはちゃんと確認をしなければいけなかった。

1時間くらい経った頃だろうか、ついに仲林はその話に関して切り出した。そう、彼氏がいるかどうかだ。

彼女の答えはイエスだった。仲林は少し落ち込んだが、頭を切り替えた。彼女のことが好きで好きでたまらなかったのだ。

1時間くらいした後に、お会計をした。トイレに行くついでに仲林が支払うというイケメンプレイをしたのだ。こういうとこも大事だから意中の女性を射止めるのであれば、勉強をしておいてほしい。黄色のマーカーペンでも引いておいてくれ。

それから1週間ごとに2人で食事に行くようになり、どんどん2人の仲は深まって行った。

「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて、気がつけばそこにあるもの」と言っていたが、まさにその通りだった。気がついたら二人は愛し合っていたのだ。さすが仲林、かっこいい。

2ヶ月ぐらいした時に、彼女は彼氏と別れ、仲林と付き合うこととなった。友達にめちゃくちゃ自慢したのを覚えている。だって可愛かったんだもんしょうがないじゃないか。

順調に交際を続ける仲林とまりちゃん。一生この子を大事にしていこうと思い始めていた。

そして仲林は、この頃にとある決意を固め始めていた…。

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