なぜ?どうして? 自ら激流へ身を投じた、魚谷侑未強気の選択3シーンを考察【Mリーグ2020観戦記10/29】担当記者:東川亮

本人曰く「微妙だった、自戒」ということだが、このアガリ形を見て、他3者は何を思ったのだろうか。

 

その後、魚谷はオーラスまでリードを保っていたものの、最終局で亜樹が2軒リーチをかいくぐってツモ七対子ドラドラ赤赤のハネ満を決めて逆転勝利。

魚谷は2着でこの試合を終えた。

「もし、pastedGraphic_8.pngで黒沢に放銃していなければ」

「もし、親で即リーチを打たずに手変わりを待っていれば」

フェニックスのファンにとっては、そんなことを考えてしまう結果だったかもしれない。

ただ、全ては昨シーズンのMVPプレーヤー、魚谷侑未が試合の中で考えた選択の末のものであり、その思考は尊重されるべきだと思う。

そして意外に感じた選択、損に見えた選択については紋切り型で「ミス」と断じるのではなく、そう選択した理由を考えていくようにするのが有意義だと、筆者は思っている。

それが合っていたにせよ間違っていたにせよ、考えること自体が自らの雀力向上、あるいは麻雀を見る力を養うことになると考えているからだ。

3シーズン目を迎えたMリーグにおいては、選手たちもさまざまな思惑を秘めて戦っているだろう。

そうした思惑を感じようとしていくことで、Mリーグの試合もまた違った形で楽しめるようになるかもしれない。

なお、筆者の考察が「全然違う」という可能性もあるので、その点はきちんと明記しておく。

間違っていたら、存分に僕を叩いてください。

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