ゴジラ・前原雄大、愚形でも
アガリきる豪腕炸裂!
そして2着は誰の手に
文・東川亮【木曜担当ライター】2020年12月10日
「初戦は内川幸太郎が今シーズン最大得点でトップか」
「11月は不調が続いていたサクラナイツですが、12月に入って調子を戻しつつありますね」
「第2回戦は内川が連闘のようです。勢いに乗って、ここで一気にポイントを積み上げにくるつもりでしょう」
「フェニックスは魚谷侑未、ドリブンズは園田賢、どちらもドラフト1位を投入してきました」
「両チームとも、このまま終わるつもりはないだろうな。残るはKONAMI麻雀格闘倶楽部だが・・・」

「判明しました!出てくるのはゴジラ、前原雄大です!」

第2回戦
東家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
南家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
西家:前原雄大(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
■東1局

「ゴジラ、いきなりガラクタリーチきました!役なしドラ1のペン待ちです!」
「いや、内川がを2枚切っていて良さげな待ちに見えるし、三色を見て
を残したときに切った
が迷彩になっている。おそらく、この形も想定していたはずだ。ただのガラリーじゃないぞ」

「ツモられました!1000-2000です!」
「ツモるところはさすがだな。まずはゴジラがらしさを見せた、ということか。さて、これが戦況にどう影響を及ぼしていくのか・・・」
■東2局

「内川がテンパイを入れました」
「を鳴いて1500点、親を続けられるならよし、という構えだな。内川の目からドラがほとんど見えていないから他のチャンス手を潰すことにもつながる」

「ゴジラ、つかみました!」
「1枚打っているし、これは出るだろう。安手とは言え、勢いに乗ろうとする出鼻をくじければ大きい」

「ゴジラ、打ちません!
でまわりました!」
「なんだと!?が切りきれないからここでやめてしまおうということか。それにしてもタイミングがバッチリだ。こういう鋭い感覚が戻ってくるとゴジラは厄介だぞ・・・」
「流局しました、内川と魚谷がテンパイです」
「何事も起こらなかったと言えばそうなのだが、ゴジラの動きが不穏だ。引き続き、注視せよ」
■東2局1本場

「配牌確認!ゴジラ、いきなりペンチャンターツを外しました!」
「まずい、この局のゴジラは来るぞ!」

「ゴジラ、リーチです!待ちは・・・と
のシャンポン!?手変わりも結構あるのに!?」
「それがゴジラだ。手変わりすると言ったってフリテンかカンチャン待ちなどになるパターンも少なくない。それに切りで
がスジになっていて少しだけ出やすくもなっている。それにしても、この手を迷わずにリーチと行けるのがゴジラの恐ろしいところだ!」

「園田、仕掛けました!宣言牌をカンチャンでチーです!」
「危ない!あれだとはくっつかなければ発射台だ!」

「園田、ツモ!ダメです、
出ます!」
「衝撃に耐えろ!5200ならまだ巻き返せる!」

「直撃、園田がやられました!・・・ああっ、しかも裏3!被害甚大、12000は12300です!」
「ついに運までゴジラに味方しはじめたか・・・」
■東3局

「ゴジラの勢いが止まりません!カン待ちリーチです!」
「落ち着け!山には2枚、ここで食い止めるぞ、やれるものはいるか!」
「内川がいけそうです!手の内はかなり整っています!」
「ただ、攻められていることには変わりない。内川の動向がカギを握るか・・・」

「内川、選択です!」